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資料1 (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27665.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(第48回 9/5)・感染症部会(第66回 9/5)(合同開催)《厚生労働省》 |
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<感染状況等と今後の見通し>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、先週のお盆明け以降の増加傾向から再び減少に転じているものの、全国的には高い感染レベルが継続しており、いま
だ高止まり傾向の地域も一部でみられる。また、高齢者施設と医療機関の集団感染が継続している。さらに、全国的に感染者及び濃厚接触者が
出ていることにより、医療機関や福祉施設だけでなく、社会活動全体への影響が継続している。
• 全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少に転じており、特に20代は先週の急増から減少に転じ、その減少幅が大きくなっている。また、
高齢者の新規感染者数も減少傾向となっているが、重症者・死亡者が増加し、高止まりとなっており、特に死亡者は、これまでの最高値を超える
状況が続いている。
• 新規感染者の感染場所について、自宅の割合は横ばい傾向となり、学校等ではこれまでの減少傾向から転じて増加傾向となっている。また、事
業所(職場)の割合も20-60代で概ね増加傾向にある。(大都市部では積極的疫学調査が重点化され、感染経路の十分な把握がされていないこ
とに留意が必要)。
○今後の見通しと感染の増加要因・抑制要因について
• 今後の感染状況について、発症日のエピカーブや大都市における短期的な予測などでは、地域差や不確実性はあるものの、高止まりから減少
傾向の可能性があるが、今後は夏休みが終了し学校が再開する影響により増加に転じることも懸念される。いまだ全国的に高い感染レベルにあ
り、医療提供体制の厳しい状況が継続することが予想される。
• 感染者数に影響を与える主な要因としては、以下の要因が考えられる。
【ワクチン接種および感染による免疫等】3回目接種から一定の期間が経過することに伴い、重症化予防効果に比較し、感染予防効果はより減
弱が進むことが明らかになっている。一方で、60代以上では、20−40代と比較して感染による免疫獲得は低く、また免疫の減衰についても指摘
されており、今後高齢者層への感染拡大が懸念される。
【接触パターン】夜間滞留人口について、全体的には横ばい傾向で、足下では、東京や愛知、大阪などの大都市で増加に転じている。
【流行株】 BA.2系統の流行から、現在BA.5系統が主流となり、概ね置き換わっている。
【気候要因】 9月も当面は高い気温の気候が続くことが見込まれ、冷房を優先するため換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制の状況について
• 全国的には、外来診療検査体制の負荷がみられるとともに、病床使用率については全国的に高止まりし、ほとんどの地域で引き続き5割を超え
ている。重症病床使用率は東京と大阪では5割を下回ったが、高知で5割となっている。一方で、自宅療養者・療養等調整中の数は多くの地域で
高止まり又は減少傾向にある。
• 全国的に、医療従事者の感染により、十分に人員を配置できない状態が継続し、一般医療を含めた医療提供体制への負荷が長期化している。
また、介護の現場でも、施設内療養が多く見られるとともに、療養者及び従事者の感染により、厳しい状況が続いている。
• 検査の陽性率は減少傾向がみられるが、まだ高い水準が継続し、症状がある人など必要な方に検査が適切に受けられているか懸念がある。
• 救急搬送困難事案については、全国の数値は減少したものの、地域によっては、依然として高い水準が継続しており、注意が必要である。
また、猛暑日の影響による救急搬送にも引き続き注意が必要である。
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○ 感染状況について
• 新規感染者数について、先週のお盆明け以降の増加傾向から再び減少に転じているものの、全国的には高い感染レベルが継続しており、いま
だ高止まり傾向の地域も一部でみられる。また、高齢者施設と医療機関の集団感染が継続している。さらに、全国的に感染者及び濃厚接触者が
出ていることにより、医療機関や福祉施設だけでなく、社会活動全体への影響が継続している。
• 全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少に転じており、特に20代は先週の急増から減少に転じ、その減少幅が大きくなっている。また、
高齢者の新規感染者数も減少傾向となっているが、重症者・死亡者が増加し、高止まりとなっており、特に死亡者は、これまでの最高値を超える
状況が続いている。
• 新規感染者の感染場所について、自宅の割合は横ばい傾向となり、学校等ではこれまでの減少傾向から転じて増加傾向となっている。また、事
業所(職場)の割合も20-60代で概ね増加傾向にある。(大都市部では積極的疫学調査が重点化され、感染経路の十分な把握がされていないこ
とに留意が必要)。
○今後の見通しと感染の増加要因・抑制要因について
• 今後の感染状況について、発症日のエピカーブや大都市における短期的な予測などでは、地域差や不確実性はあるものの、高止まりから減少
傾向の可能性があるが、今後は夏休みが終了し学校が再開する影響により増加に転じることも懸念される。いまだ全国的に高い感染レベルにあ
り、医療提供体制の厳しい状況が継続することが予想される。
• 感染者数に影響を与える主な要因としては、以下の要因が考えられる。
【ワクチン接種および感染による免疫等】3回目接種から一定の期間が経過することに伴い、重症化予防効果に比較し、感染予防効果はより減
弱が進むことが明らかになっている。一方で、60代以上では、20−40代と比較して感染による免疫獲得は低く、また免疫の減衰についても指摘
されており、今後高齢者層への感染拡大が懸念される。
【接触パターン】夜間滞留人口について、全体的には横ばい傾向で、足下では、東京や愛知、大阪などの大都市で増加に転じている。
【流行株】 BA.2系統の流行から、現在BA.5系統が主流となり、概ね置き換わっている。
【気候要因】 9月も当面は高い気温の気候が続くことが見込まれ、冷房を優先するため換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制の状況について
• 全国的には、外来診療検査体制の負荷がみられるとともに、病床使用率については全国的に高止まりし、ほとんどの地域で引き続き5割を超え
ている。重症病床使用率は東京と大阪では5割を下回ったが、高知で5割となっている。一方で、自宅療養者・療養等調整中の数は多くの地域で
高止まり又は減少傾向にある。
• 全国的に、医療従事者の感染により、十分に人員を配置できない状態が継続し、一般医療を含めた医療提供体制への負荷が長期化している。
また、介護の現場でも、施設内療養が多く見られるとともに、療養者及び従事者の感染により、厳しい状況が続いている。
• 検査の陽性率は減少傾向がみられるが、まだ高い水準が継続し、症状がある人など必要な方に検査が適切に受けられているか懸念がある。
• 救急搬送困難事案については、全国の数値は減少したものの、地域によっては、依然として高い水準が継続しており、注意が必要である。
また、猛暑日の影響による救急搬送にも引き続き注意が必要である。
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