第９回循環器病対策推進協議会

各団体意見（全体版）

①循環器病に係る指標の更新について
【一般社団法人 全国心臓病の子どもを守る会】
「（２）保健・医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実」において以下の指標が必要と考え
る。
○「治療と仕事の両立支援・就労支援」
・公的機関および民間企業における循環器病による障害者雇用率、雇用継続の年数
・療養・就労両立支援指導料の件数（R4年診療報酬改訂により心疾患を追加）
○「小児期・若年期から配慮が必要な循環器病への対策」
・小児慢性特定疾病事業の移行期医療支援センター設置（循環器専門施設との連携を前提として）
・小児慢性特定疾患児童の診療情報提供料の件数（R４年度診療報酬改訂により小児慢性特定疾病が
追加、対象疾患と提供先種別）
・小児循環器（CHD)診療施設と他の診療領域との連携、他職種（教育、福祉、就労）との連携
・成人先天性心疾患（ACHD）専門診療を行える施設の設置
【公益社団法人 日本栄養士会】
循環器病のリスクファクターとして「食塩の過剰摂取」があり、日本は他の先進国に比べて食塩摂取
量が多い中、厚生労働省は、令和３年12月に日本政府が主催した「東京栄養サミット2021」におけ
る日本政府コミットメントを踏まえ、減塩を始めとした産学官等連携による食環境づくりを推進して
いる。このイニシアチブの取組を踏まえた食環境づくりを行っている都道府県数を、新たな評価指標
として設定いただきたい。
【一般社団法人 日本介護支援専門員協会】
2020 年の年齢調整死亡率（人口 10 万人対）の推移（疾患別）は脳血管疾患で男性 93.8 /女性
56.4 であり、心疾患は男性 190.1/ 女性 109.2であり、男女共に減少傾向にある。しかし、新型 コロ
ナウイルスが影響する可能性もあため、今後注視していく必要がある。 第２期循環器病対策推進基本
計画は第１期循環器病対策推進基本計画の大枠を維持しつつ、現下の状況を踏まえて厚生労働科学研
究の結果等を踏まえ、評価指標の更新を行うことにより必要な修正を加えることが求められている。

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