よむ、つかう、まなぶ。
【参考資料4-1】ヒアリング団体意見(指標の更新) (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28143.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第9回 9/28)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
第9回循環器病対策推進協議会
各団体意見(全体版)
①循環器病に係る指標の更新について
【一般社団法人 日本作業療法士協会】
●脳卒中、心血管疾患共通のリハビリテーションの効果を示す指標としては、バーセルインデックス
(Barthel Index) や機能的自立度評価尺度(Functional Independence Measure;FIM)が使用され
ております。また、生活の質に直結する活動の拡大と参加の促進の視点からは、主に介護保険制度で
使用されている生活関連活動の指標であるFAI(Frenchay Activities Index)が簡便であり活用できる
かと存じます。
●生活の質の向上という視点からは、両立支援・就労支援が重要であると考えます。指標としては、
仕事への復帰者数の把握があげられ、年齢や障害度に応じた入院リハビリテーション、外来リハビリ
テーションにおける両立支援・就労支援に関するデータ集積や活用を可能とする仕組みも必要ではな
いかと存じます。合わせて家庭での役割への復帰など、非就業者の活動と参加の把握も別途必要と考
えられます。
●急性期・回復期・慢性期および医療機関と介護関連施設が共通言語で情報共有できるよう、ICFに
準拠した生活機能評価の記述方法の開発検討が必要と考えます。(参照:日本心不全学会ガイドライ
ン委員会編集「高齢心不全患者の治療に関するステートメント」)
【一般社団法人 日本循環器学会】
①救急に関する指標として、「急性心筋梗塞に対するPCI実施率」を提案する(NDB研究によるエビ
デンスあり)。
②急性期から慢性期のシームレスな医療・福祉に関する指標として、「心血管疾患リハビリテーショ
ン実施件数」を提案する(NDB研究エビデンスあり)。また、都道府県計画のレビューより、「緩和
ケア」については、多くの都道府県が興味を持っており、指標化が望まれる。さらに、患者等への支
援(例:両立支援相談件数)や受け手側の変化の評価(例:心不全について正しい知識をもつ人の割
合)など、脳卒中・心臓病等総合支援センターの取組に係る指標については、データ取得が難しいこ
ともあり、エビデンスを科学的に検証するには至っていないが、今後必要な分野である。
③心血管疾患による死亡に大きく寄与する大動脈疾患に関する指標として、「大動脈疾患に対する手
術件数」を提案する(NDB研究エビデンスあり)。また、都道府県計画のレビューにおいても、急性
大動脈解離に関して様々な指標が設定されており、関連指標も含めて指標化が望まれる。
【公益社団法人 日本リハビリテーション医学会】
医療計画におけるリハビリテーション医療に係る指標として、リハビリテーション科医及びリハビリ
テーション専門職の従事者数を追加すべき。
脳卒中の医療体制構築に係る現状把握のための指標について、「維持期」という表現を「生活期」へ
改めるべき。
6
各団体意見(全体版)
①循環器病に係る指標の更新について
【一般社団法人 日本作業療法士協会】
●脳卒中、心血管疾患共通のリハビリテーションの効果を示す指標としては、バーセルインデックス
(Barthel Index) や機能的自立度評価尺度(Functional Independence Measure;FIM)が使用され
ております。また、生活の質に直結する活動の拡大と参加の促進の視点からは、主に介護保険制度で
使用されている生活関連活動の指標であるFAI(Frenchay Activities Index)が簡便であり活用できる
かと存じます。
●生活の質の向上という視点からは、両立支援・就労支援が重要であると考えます。指標としては、
仕事への復帰者数の把握があげられ、年齢や障害度に応じた入院リハビリテーション、外来リハビリ
テーションにおける両立支援・就労支援に関するデータ集積や活用を可能とする仕組みも必要ではな
いかと存じます。合わせて家庭での役割への復帰など、非就業者の活動と参加の把握も別途必要と考
えられます。
●急性期・回復期・慢性期および医療機関と介護関連施設が共通言語で情報共有できるよう、ICFに
準拠した生活機能評価の記述方法の開発検討が必要と考えます。(参照:日本心不全学会ガイドライ
ン委員会編集「高齢心不全患者の治療に関するステートメント」)
【一般社団法人 日本循環器学会】
①救急に関する指標として、「急性心筋梗塞に対するPCI実施率」を提案する(NDB研究によるエビ
デンスあり)。
②急性期から慢性期のシームレスな医療・福祉に関する指標として、「心血管疾患リハビリテーショ
ン実施件数」を提案する(NDB研究エビデンスあり)。また、都道府県計画のレビューより、「緩和
ケア」については、多くの都道府県が興味を持っており、指標化が望まれる。さらに、患者等への支
援(例:両立支援相談件数)や受け手側の変化の評価(例:心不全について正しい知識をもつ人の割
合)など、脳卒中・心臓病等総合支援センターの取組に係る指標については、データ取得が難しいこ
ともあり、エビデンスを科学的に検証するには至っていないが、今後必要な分野である。
③心血管疾患による死亡に大きく寄与する大動脈疾患に関する指標として、「大動脈疾患に対する手
術件数」を提案する(NDB研究エビデンスあり)。また、都道府県計画のレビューにおいても、急性
大動脈解離に関して様々な指標が設定されており、関連指標も含めて指標化が望まれる。
【公益社団法人 日本リハビリテーション医学会】
医療計画におけるリハビリテーション医療に係る指標として、リハビリテーション科医及びリハビリ
テーション専門職の従事者数を追加すべき。
脳卒中の医療体制構築に係る現状把握のための指標について、「維持期」という表現を「生活期」へ
改めるべき。
6