よむ、つかう、まなぶ。
資料4-2 セトロレリクス酢酸塩 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
<海外におけるガイドライン等>
1) ESHRE guideline: ovarian stimulation for IVF/ICSI.(Hum Reprod Open. 2020: hoaa009)
2)
GnRHアンタゴニストの投与開始タイミングについて、固定法(卵巣刺激の6日目から投
与)とフレキシブル法(主席卵胞径14 mmとなった時点から投与)の間に、臨床妊娠率等
のアウトカムに差異はみられない11)旨、記載されている。
<日本におけるガイドライン等>
1) 生殖医療ガイドライン16)
以下のように記載されている。
アンタゴニスト法ではアゴニスト法と比較して同程度の妊娠率でOHSSリスクを軽減す
ることができる。特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ではOHSSの予防のためアゴニスト法
ではなくアンタゴニストによる排卵誘発が推奨される。
フレキシブル法:ゴナドトロピンによる卵巣刺激開始後に主席卵胞の平均径が 14 mm と
なった日からアンタゴニスト(セトロレリクス 0.25 mg またはガニレリクス 0.25 mg)皮
下注を反復投与する。
6.本邦での開発状況(経緯)及び使用実態について
(1)要望内容に係る本邦での開発状況(経緯)等について
本邦において要望内容に係る開発は行われていない。
(2)要望内容に係る本邦での臨床試験成績及び臨床使用実態について
要望内容に係る本薬の使用実態として、以下の内容が報告されている。
1)使用成績調査
開発要請を受けた企業によって、セトロタイド注射用(以下、「本剤」)の使用実態下に
おける副作用の発現状況等を把握することを目的に、中央登録方式にて平成 18 年 10 月か
ら平成 20 年 12 月までに調査予定症例数を 1000 例として使用成績調査が実施された。61
施設から 1108 例の調査票が収集され、1108 例が安全性解析対象とされ、990 例が有効性解
析対象とされた。
安全性解析対象 1108 例のうち、846 例で投与開始時の主席卵胞径が確認された。そのう
ち、要望用法・用量にある「卵巣の反応に応じて本剤を投与開始」するタイミングとして、
多数の文献で報告されている「主席卵胞径が 14 mm 以上」であった症例は 729 例であっ
た。
729 例における副作用発現割合は 1.4%(10/729 例)
、副作用(10 例 16 件)の内訳は、注
射部位発赤 7 件、注射部位そう痒感 7 件、OHSS2 件であり、安全性解析対象とされた 1108
7
1) ESHRE guideline: ovarian stimulation for IVF/ICSI.(Hum Reprod Open. 2020: hoaa009)
2)
GnRHアンタゴニストの投与開始タイミングについて、固定法(卵巣刺激の6日目から投
与)とフレキシブル法(主席卵胞径14 mmとなった時点から投与)の間に、臨床妊娠率等
のアウトカムに差異はみられない11)旨、記載されている。
<日本におけるガイドライン等>
1) 生殖医療ガイドライン16)
以下のように記載されている。
アンタゴニスト法ではアゴニスト法と比較して同程度の妊娠率でOHSSリスクを軽減す
ることができる。特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ではOHSSの予防のためアゴニスト法
ではなくアンタゴニストによる排卵誘発が推奨される。
フレキシブル法:ゴナドトロピンによる卵巣刺激開始後に主席卵胞の平均径が 14 mm と
なった日からアンタゴニスト(セトロレリクス 0.25 mg またはガニレリクス 0.25 mg)皮
下注を反復投与する。
6.本邦での開発状況(経緯)及び使用実態について
(1)要望内容に係る本邦での開発状況(経緯)等について
本邦において要望内容に係る開発は行われていない。
(2)要望内容に係る本邦での臨床試験成績及び臨床使用実態について
要望内容に係る本薬の使用実態として、以下の内容が報告されている。
1)使用成績調査
開発要請を受けた企業によって、セトロタイド注射用(以下、「本剤」)の使用実態下に
おける副作用の発現状況等を把握することを目的に、中央登録方式にて平成 18 年 10 月か
ら平成 20 年 12 月までに調査予定症例数を 1000 例として使用成績調査が実施された。61
施設から 1108 例の調査票が収集され、1108 例が安全性解析対象とされ、990 例が有効性解
析対象とされた。
安全性解析対象 1108 例のうち、846 例で投与開始時の主席卵胞径が確認された。そのう
ち、要望用法・用量にある「卵巣の反応に応じて本剤を投与開始」するタイミングとして、
多数の文献で報告されている「主席卵胞径が 14 mm 以上」であった症例は 729 例であっ
た。
729 例における副作用発現割合は 1.4%(10/729 例)
、副作用(10 例 16 件)の内訳は、注
射部位発赤 7 件、注射部位そう痒感 7 件、OHSS2 件であり、安全性解析対象とされた 1108
7