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資料4-2 セトロレリクス酢酸塩 (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
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例のうち、反復投与した 1006 例における副作用発現状況と大きな差異はなかった。なお、
安全性解析対象とされた 1108 例で重篤な副作用は認められなかった。
729 例のうち有効性解析対象症例とされた 715 例において、
「排卵誘発剤投与あり」の症
例の割合は 99.0%(708/715 例)、
「早発排卵発現なし」の症例の割合は 97.8%(699/715 例)
であり、有効性解析対象 990 例での結果と同様であった。
2)ART における COS に関する本薬の国内使用実態
要望内容に係る本邦での臨床使用実態に関する文献報告のうち、ART における COS に
用いた報告は、表 1 のとおりであった。
表1
文献
No.
17
本薬の
例数又は周期数
例数記載なし
18
例数記載なし
19
40 例
20
384 周期
(例数記載なし)
13 例
21
本邦での臨床使用実態に関する文献報告
本薬の用法・用量
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったとき又は血清 LH 濃度
の上昇を検出したときから hCG の投与日まで投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったとき又は血清エストラ
ジオール濃度が 1000 pg/mL を超えたときから投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったときから hCG の投与
日(主席卵胞径が 20 mm に達した時点)まで投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったときから hCG の投与
日まで投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったときから hCG の投与
日(主席卵胞径が 18 mm に達した時点)まで投与した。
7.公知申請の妥当性について
(1)要望内容に係る外国人におけるエビデンス及び日本人における有効性の総合評価につ
いて
生理的には、内因性のゴナドトロピンにより卵胞が発育し、一定レベル以上の卵胞ホル
モンの分泌が持続すると LH サージが惹起され、通常、単一の卵胞が排卵される。一方、
ART では、IVF 等に用いる卵を複数採取するために、ゴナドトロピン等の卵巣刺激薬を投
与して同時に複数の卵胞の発育を促す。ART における COS では、排卵前に採卵するが、卵
胞発育の過程で LH サージが起きると意図しない排卵が生じる可能性があることから、早
発排卵を抑制するために LH サージを抑制する必要がある。GnRH アンタゴニストは、下垂
体の GnRH 受容体で GnRH の結合を競合阻害して内因性のゴナドトロピンの分泌を抑制す
ることから、LH サージを抑制し、複数卵胞発育のための COS、及びその後の採卵を可能と
すると考える。
本薬は、英国、独国及び仏国で ART における早発排卵の防止について、要望内容である
卵巣反応に応じて投与を開始する方法が承認されており(3.(1)参照)
、国内外の教科書(5.
(3)参照)及びガイドライン(5.(4)参照)においても、卵巣の反応に応じて本薬を投与
する方法は、COS 下の早発排卵の防止の方法の一つとされている。
また、海外の無作為化比較試験において、卵巣の反応に応じて本薬を投与する方法での
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安全性解析対象とされた 1108 例で重篤な副作用は認められなかった。
729 例のうち有効性解析対象症例とされた 715 例において、
「排卵誘発剤投与あり」の症
例の割合は 99.0%(708/715 例)、
「早発排卵発現なし」の症例の割合は 97.8%(699/715 例)
であり、有効性解析対象 990 例での結果と同様であった。
2)ART における COS に関する本薬の国内使用実態
要望内容に係る本邦での臨床使用実態に関する文献報告のうち、ART における COS に
用いた報告は、表 1 のとおりであった。
表1
文献
No.
17
本薬の
例数又は周期数
例数記載なし
18
例数記載なし
19
40 例
20
384 周期
(例数記載なし)
13 例
21
本邦での臨床使用実態に関する文献報告
本薬の用法・用量
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったとき又は血清 LH 濃度
の上昇を検出したときから hCG の投与日まで投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったとき又は血清エストラ
ジオール濃度が 1000 pg/mL を超えたときから投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったときから hCG の投与
日(主席卵胞径が 20 mm に達した時点)まで投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったときから hCG の投与
日まで投与した。
本薬 0.25 mg/日を主席卵胞径が 14 mm を上回ったときから hCG の投与
日(主席卵胞径が 18 mm に達した時点)まで投与した。
7.公知申請の妥当性について
(1)要望内容に係る外国人におけるエビデンス及び日本人における有効性の総合評価につ
いて
生理的には、内因性のゴナドトロピンにより卵胞が発育し、一定レベル以上の卵胞ホル
モンの分泌が持続すると LH サージが惹起され、通常、単一の卵胞が排卵される。一方、
ART では、IVF 等に用いる卵を複数採取するために、ゴナドトロピン等の卵巣刺激薬を投
与して同時に複数の卵胞の発育を促す。ART における COS では、排卵前に採卵するが、卵
胞発育の過程で LH サージが起きると意図しない排卵が生じる可能性があることから、早
発排卵を抑制するために LH サージを抑制する必要がある。GnRH アンタゴニストは、下垂
体の GnRH 受容体で GnRH の結合を競合阻害して内因性のゴナドトロピンの分泌を抑制す
ることから、LH サージを抑制し、複数卵胞発育のための COS、及びその後の採卵を可能と
すると考える。
本薬は、英国、独国及び仏国で ART における早発排卵の防止について、要望内容である
卵巣反応に応じて投与を開始する方法が承認されており(3.(1)参照)
、国内外の教科書(5.
(3)参照)及びガイドライン(5.(4)参照)においても、卵巣の反応に応じて本薬を投与
する方法は、COS 下の早発排卵の防止の方法の一つとされている。
また、海外の無作為化比較試験において、卵巣の反応に応じて本薬を投与する方法での
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