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【資料2】参考資料 (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28720.html
出典情報 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会(第4回 10/21)《厚生労働省》
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薬価差について
概念整理
「薬価差」が発生する要因は、主に次の2つに分類される。
1)市場原理下の取引から当然に生ずるもの

① 競 合 相 手 の 多 寡 : 同種同効薬が多いカテゴリーの方が薬価差が生じやすい
② 取 引 量 の 多 寡 : 取引量が多く配送コストのスケールメリットが働く場合に薬価差が生じやすい
③ 配送コストの地域差: 配送先が広範囲に存在する地方や離島に比べ、配送先が集約している都市部の方が
コストが少なくなるため、薬価差が生じやすい
2)薬価差を得ることを目的とした値下げ交渉といった市場流通の歪みにより生ずるもの
【留意点】
薬価差が医療機関・薬局の経営原資となっていること(医療経済実態調査において薬価差も前提とした経営状況を把握した
上で、診療報酬で評価している)。また、医療機関・薬局の法人形態(非営利・営利)についても踏まえる必要がある。

(参考)平成8年6月28日「薬価差問題に関するプロジェクトチーム」中間報告書より抜粋
「薬価差」とは、医療機関又は薬局(以下「医療機関等」という。)の実際の購入価格と個々の医薬品について公定されている医療保険から
の償還価格(薬価基準)との間に生ずる価格差を指している。
医療機関等の医薬品の購入価格を卸売業者との交渉に委ねる一方で、医療保険から医療機関等に対する統一的な償還価格(薬価基準)を定め
る以上、制度的に薬価差の発生は避けられないものである。
※「薬価差問題に関するプロジェクトチーム」とは:医薬品の適正使用と薬剤費の適正化を図る観点から、薬価差をめぐる現状分析を行うとともに、
今後の薬価調査や薬価差解消方策等について検討するため、平成8年4月、厚生省内に設置された。

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