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資料2-3 指摘事項に対する回答 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28927.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第141回 11/17)《厚生労働省》
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数が奇数の場合、残った 1 個については、コンピューターにて作成した乱数表に従い、ZP-intact 培養群
と ZP-free 培養群のどちらかに割り振る方法を、プロトコールに追記しております。

3.本試験で統計的有意差が得られれば臨床的意義が大きいとのことですが、主要評価項目である
胚盤胞到達率(こちらに関しても定義を明記ください)は surrogate endpoint と思われ、本来見るべき
は生児獲得等の endpoint と考えますが、 胚盤胞到達率が妥当な主要評価項目である根拠をご教
示ください(文献等もあわせてご教示ください)。
【回答】ご指摘ありがとうございます。4-4-2.評価項目『主評価項目』についてですが、本手技の適応症
例としては、これまでに複数回の治療における通常培養では、形態良好胚盤胞(Gardner 分類 BB 以上)
到達率が 10%未満の患者が対象であり、これらの患者では、胚移植不可で治療の中断を余儀なくされ、
これらの患者では、単純に治療の反復しか対応策がない現状です。一方、形態良好胚盤胞(Gardner 分
類にて AA, AB, BA, BB)は、形態不良胚盤胞(Gardner 分類にて AC, CA, BC, CB, CC)を移植した場合
に比して、高い妊娠率が期待できることも、既に報告されています(文献 8-9)。そのため、形態良好胚盤胞到
達率の上昇は、症例あたりの生児獲得率の増加に繋がるため、同一症例、同一周期に得られた正常受
精胚を、通常培養と透明帯除去培養の 2 群に分け、それぞれの形態良好胚盤胞到達率を検討すること
が、本手法の結果を反映できる部分であると考えます。
8.

Gardner D, et al. Blastocyst score affects implantation an pregnancy outcome: towards a single
blastocyst transfer. Fertility and Sterility. 73(6): 1155-1158, 2000

9.

Goto S, et al. Prediction of pregnancy rate by blastocyst morphological score and age, based on
1,488 single frozen-thawed blastocyst transfer cycles. Fertility and Sterility. 95 (3): 948-952, 2011

また、本検討に参加される症例の背景として、これまでに複数回の治療にて通常培養で、形態良好胚盤
胞に至らず治療を中断されてきた方のみとなりますので、通常培養(ZP-intact)した受精卵を移植できる
可能性は低くなることが考えられます。加えて、生児獲得までの検討は究極の endpoint になりますが、
長期間の解析時間を要することから現実的とは言えず、胚盤胞到達率を主要評価項目としています。

4.本試験の主要評価項目に対する主解析方法を明記ください。プロトコルの主要評価項目には年齢
の各区で評価すると書かれていますが、各区での評価か,群全体での評価のどちらが主解析になる
かもあわせて明記ください。また,解析対象集団もプロトコル中に明記ください。
【回答】ご指摘ありがとうございます。4-4-2.評価項目『主要評価項目』についてですが、主となるのは群
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