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資料6_AMEDがん研究(2019年度-2022年度) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32589.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第10回 4/12)《厚生労働省》
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(6)がんの予防法や早期発見手法に関する研究
腸内細菌を指標とした大腸がんの早期診断方法の開発
大阪大学 原 英二
本研究では大腸がんの早期発見を可能にする簡便かつ精度の高い検査方法の開発を目指して腸内細菌に着目した研究を
行っている。その結果、便中の腸内細菌叢をAIを用いて解析することで大腸がん患者と健常者を効率よく区別できる診
断モデルの開発に成功し、大腸がんのスクリーニングに利用できる可能性が示唆された。また、健常者に比べ大腸がん
患者で著しく増加する腸内細菌を12種同定し、そのうちの2つの菌に発がんストレス応答の一つである細胞老化を誘導す
る作用があることを見出した。これらの菌が大腸がんの発症に関与している可能性が示唆された。今回開発された腸内
細菌叢を活用した大腸がん診断モデルを用いることで現在大腸がんのスクリーニングに広く使われている便潜血検査の
問題点を補完出来ることが期待される。また、細胞老化を誘導する作用がある2つの菌の増殖を抑える方法を開発する
ことで副作用が少ない安全かつ効果的な大腸がんの予防法開発につながることが期待される。
(次世代がん医療創生研究事業 成果報告集、https://www.amed.go.jp/content/000094403.pdf)
次世代がん事業(領域D)(H28~R3)

患者層別化マーカー探索技術の開発/がん免疫モニタリングによる患者層別化を行う基盤
技術の開発
一般社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム 上田 龍三
血液中の微量LG2mの上昇が肝炎、肝がん患者の診断やその後の経過にどのような影響があるのか、基礎的、探索的、検
証的研究を行い、。血清LG2mは最も肝発がんの危険に関わるマーカーであることが明らかにした。本研究により、1)画
像的に肝がんのないC型慢性肝炎治療後の患者で、将来の肝発がんの危険を血液診断する、2)画像的に遠隔転移のない
肝がん患者で、将来の遠隔転移の危険を血液診断する、という、がん研究における画期的な二つのブレイクスルーを将
来達成することが期待される。
画像診断よりも優れた腫瘍マーカーの発見に成功!(令和3年4月13日AMED成果情報)
https://www.amed.go.jp/news/seika/kenkyu/20210413-02.html
次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(R1~)

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