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資料2    緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論での課題点等、その対応策・考え方等に対する主なご意見(各項目毎の整理) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00022.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第24回 5/12)《厚生労働省》
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緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論での
課題点等、その対応策・考え方等に対する主なご意見(各項目毎の整理)

資料2

【スイッチOTC化のニーズ等】(太字:必要性が高いという意見が多かったもの)
○ 予期せぬ妊娠を防ぎたいという願いはリプロダクティブ・ヘルス・ライツの問題であり、女性にとっての権利、自己決定権、あるい
は基本的人権に関わる問題である。
○ 以前に緊急避妊薬のスイッチOTC化が本会議で否となった後、5年間の社会的背景の変化として、女性活躍男女共同参画の
重点方針2021年が示されたことや、薬剤師会等による薬剤師の緊急避妊薬等の研修が実施されている。
○ 緊急避妊薬のスイッチOTC化は女性の社会における生き方を変える大きな起点になるのではないか。
○ コンドームだけでは女性は守れない。自分たちが主体的にきちんと性をコントロールできるというのが女性の意思であることを理
解してほしい。
○ 強制性交の問題はあるが、それとは別の状況において、緊急避妊薬で対処したいという方々も多い。
○ 土日の処方を行っている医療機関には救急や産科を扱っている施設が多いと考えられるが、例えば総合病院以外に産婦人科
がない地域では、医療機関にとって週末、夜間に緊急避妊薬を処方することは大変負担であり、その意味ではOTC化は、アクセ
スを上げるという意味では非常にいい方法ではないかと思う。
○ 本成分に限らず、医薬品アクセスの改善は常に必要であり、特に緊急避妊薬については、その対応は急務であると考える。

<主なご意見>
「緊急避妊薬は性犯罪や性暴力の被害者が使う薬である」という誤った認識を持っているのではないか。薬を扱う薬剤師の多
くもそう捉えているように思う。しかし実際には、妊娠の可能性のあるセックスをきっかけに、「このままだと妊娠するかもしれない」
という不安を抱え、悩んでいる女性は世間が想像するよりもはるかに多い。そしてそのような女性が求めていることは、緊急避妊
薬が選択肢の1つであること、そしてそれをどうすれば入手できるかという正しい情報である。日本において妊娠の約4割が予
定外妊娠であったことが報告されている。DVなどはごく一部であり、たとえ良好な性関係であっても望んだタイミングでの妊娠
ではない女性が多くいることを示しており、ここにも緊急避妊薬の大きなニーズがあると考える。

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