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資料2    緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論での課題点等、その対応策・考え方等に対する主なご意見(各項目毎の整理) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00022.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第24回 5/12)《厚生労働省》
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緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論での
課題点等、その対応策・考え方等に対する主なご意見(各項目毎の整理)
その他のご意見
医師は手術や処方前の説明が不足していたと言って、しばしば訴えられる事が有る為に、高額な医師賠償責任保険に加入し
ている。もし事前の説明や検査が十分でなかったとして訴えられた時に備えて、薬剤師も賠償責任保険に加入する用意はある
のか。
ドラッグストア勤務の薬剤師は「正社員の薬剤師がワンオペで勤務」している事が多い。一人当たりの人件費が非常に高いの
で、相当な患者数・客数がない限り、薬剤師(非正規の薬剤師も含む)を増員する事はないと思う。ワンオペで勤務している
限りは、「夕方以降・土日祝日を休業にしないと、長時間労働が常態化してしまう。長時間労働が常態化すれば離職率が上が
り、ドラッグストアで勤務する薬剤師の確保がより難しくなると思う。非現実的かもしれないが、非正規の薬剤師も含めて「複数
人でローテーション」をすれば、「平日の営業時間の延長」や、「土日祝日の数時間の営業」も可能になるかもしれない。(実際
に、要指導医薬品・第一類医薬品に関する問い合わせが多くなるのは、夜間や土日祝日である。)調剤薬局やドラッグストア
の経営者・従業員も交えて、「72時間以内の服用」に間に合う様に提供する為に、この問題点にどう対処していくのかを議論す
る必要がある。
緊急避妊薬スイッチOTC化において、転売など犯罪防止に重きを置いた非現実的なゼロリスク志向で、女性の保護を目的に
管理するべきではない。基本的人権としてのSexual Reproductive Health and Rights(以下、SRHR)が尊重され
ることを強く望む。スイッチOTC化の議論において、SRHRが尊重されない対応案が散見されることに懸念を抱いている。たとえ
ば、悪用濫用の可能性の排除に重きを置くばかりに、治療上または公衆衛生上の妥当な理由なく販売時に薬剤師の面前で
の服用を求めることは、すべての人の医療の自己決定権を奪う行為である。また、リーフレットやウェブサイトを活用することで避
妊法についての正しい情報提供は可能であり、合理的な理由なく服用後の婦人科受診を勧奨することは、女性を主体性のな
い存在とみなす行為である。

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