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資料2    緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論での課題点等、その対応策・考え方等に対する主なご意見(各項目毎の整理) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00022.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第24回 5/12)《厚生労働省》
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緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論での
課題点等、その対応策・考え方等に対する主なご意見(各項目毎の整理)
<主なご意見(続き)>

レボノルゲストレルは安全性が高く用法も簡便な薬であり、その他多くのOTC医薬品と同様にすべての薬剤師が適切に販売
できると考える。よって、販売者に研修を義務付けることは不要である。フォローチェックシートを用いて必要事項を確認し、用法、
副作用、注意事項などの説明を行うことができる。また、緊急避妊薬服用はSafer sexについて情報提供を行うよいタイミン
グであり、これらについてリーフレットやウェブサイト等を案内することで対応可能である。具体的な緊急避妊薬使用に関する確
認事項および情報提供について、以下を提案する。

〔確認・説明事項〕
チェックリスト等を用いながら確認および説明する。
1.適応について
添付文書の禁忌および慎重投与、重要な基本的注意、併用注意について確認し、必要時医療機関の受診を勧奨する。
2.避妊効果に関する説明
・緊急避妊薬は性交から72時間以内で高い効果があり、それ以降は成功率が下がること。ただし、これは販売の可否をジャッジするものではない。
・服用後避妊の成功が確認されるまでは、妊娠の可能性のある別のセックスをしないこと
・予定日を過ぎても月経がない場合は、妊娠検査薬の使用もしくは婦人科へ受診すること
・作用減退の可能性のある健康状態(嘔吐・下痢)やハーブ、サプリメントなどがあること
3.副作用
添付文書の副作用と対処法について説明する。特に2時間以内の嘔吐はもう1錠服用する必要があり、再度購入となること。
4.避妊法および性感染症の予防について
リーフレット等資料を渡すことで避妊法および性感染症の予防について情報提供をおこなう。
5.相談先について
リーフレット等資料を渡すことで、DVや性被害、予期せぬ妊娠等の相談先について情報提供を行う。
〔リーフレットおよびウェブサイトの仕様〕
リーフレットおよび専用ウェブサイトにより、すべての購入者およびパートナーへ情報提供できる環境が望ましい。
・リーフレットには最小限の情報を記載し、二次元バーコードなどから詳しい情報について記載された専用ウェブサイト等へアクセスできること
・女性のみでなく、パートナーの男性に向けた情報があること
・専用ウェブサイトは、外国語や手話言語など多言語に対応していること
・ウェブアクセシビリティが確保されていること

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