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患-2○患者申出療養の総括報告書に関する評価について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203222_00025.html
出典情報 患者申出療養評価会議(第41回 6/22)《厚生労働省》
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副担当: 山崎 力 構成員
有効性

A.従来の医療技術を用いるよりも、大幅に有効である。
B.従来の医療技術を用いるよりも、やや有効である。
C.従来の医療技術を用いるのと、同程度である。
D.従来の医療技術を用いるよりも、劣る。
E.その他

コメント欄:
患者申出療養から初めて「薬事承認→保険適用」となった技術。
国内治験(Yamagami J et al J Dermatol 2023)と重症度がほぼ同じ患者(PDAI 10, 229 vs 10.5, 2-27)で概ね同等の効果(寛解率 62.5% vs 75%)が得られた。また PDAI は全
症例で減少し 168 日後の変化量-9.6 も国内治験(前述)とほぼ同等の効果だった。

安全性

A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあり)
D.その他

コメント欄:
有害事象はすべての症例にみられたが、重篤な有害事象は 1 件(肺炎、既知)で、抗生
剤投与で改善した。なお、未知の有害事象はなかった。これらの結果は国内治験(前
述)の結果とほぼ同等と考えられる。

技術的成熟度

A.当該分野を専門とし、経験を積んだ医師又は医師の指導の下
であれば実施できる。
B.当該分野を専門とし、数多くの経験を積んだ医師又は医師の
指導の下であれば実施できる。
C.当該分野を専門とし、かなりの経験を積んだ医師を中心とした
体制をとっていないと実施できない。
D.その他

コメント欄:
国内治験(前述)と比べて、既治療による除外の縛りを緩めるなど対象を広げており、よ
り一般化可能性の高い結果が得られたと解釈される。同治療の今後の展開に大きく貢
献すると考える。

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