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患-2○患者申出療養の総括報告書に関する評価について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203222_00025.html
出典情報 患者申出療養評価会議(第41回 6/22)《厚生労働省》
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照会事項1_別表

試験番号
(国内・海外)

試験



デザイン

試験の目的

対象患者

治療

症例数

主要評価項目

結果

1. 二重盲検期
RTX(リツキシマブ) 群とMMF 群に1:1
でランダム化し、52 週間にわたって治療を
中等症~重症の尋常性 60 ~ 120 mg/日(又は1.0 ~

継続する。また、両群ともに治療開始時よ

天疱瘡患者における本 1.5 mg/kg/日)の経口プレド り60 mg 又は80 mg の経口プレドニゾンを
国際共同、多
PEMPHIX 試験
(海外)

施設共同、ラ
III

ンダム化二重
盲検(ダブル
ダミー)試験

薬の有効性、安全性

ニゾン投与を必要とするPV

併用し、Week 24 までに計画的に漸減させ

を、治療開始から52

患者で、24 ヵ月以内に皮膚

投与を終了する。①本薬は1 回当たり

RTX群:67例

有効性

週時点のPDAI を指標 /粘膜生検及び免疫組織学的 1000mg(又はプラセボ)を1 コース目とし MMF投与群:68 治験開始後Week52 時
とした持続的寛解達成 検査によりPV と確定診断さ てDay 1 及びDay 15 に点滴静注し、Day



点で完全寛解を持続し

率について、MMF

合計135 例

ている症例の割合。

れ、スクリーニング時に

168 及びDay 182 に2コース目の投与を行

(ミコフェノール酸モ PDAI スコアが≧15 の中等症 う。②MMFはDay 1 に1 g/日(又はプラセ
フェチル)との比較に ~重症PV と診断された患

ボ)で経口投与を開始し、Week2 までに2

おいて評価する。

g/日(又はプラセボ)に増量する。

者。

RTX群:40.3%(25/62)
MMF群:9.5%(6/63)
MMF群との差[95%CI]
:30.80[95%CI 14.70, 45.15]
p値<0.0001

2. 後観察期
追加の治験治療は実施せず、症例は医師判
断に基づき適切な標準治療を受ける。

多施設共同、
KCTR-D006 試
験(国内)

オープンラ
II

ベル、シング
ルアーム試


PSL 治療で十分な効果

同意取得時点のPSL量を継続したまま、本薬

有効性。

が得られない難治性天 PSL 治療中に再燃又は再発の 1000 mg/bodyを2週間間隔で2回(Day 1及
疱瘡(腫瘍随伴性天疱 ためPSL10mg/日への減量が びDay 15)点滴静注する。PSLは本薬の最
瘡を除く)患者におけ 困難な難治性天疱瘡(腫瘍随 終投与2週後より計画的な漸減を開始し、16
る本薬の有効性及び安 伴性天疱瘡を除く)患者。

週後の時点でPSL 10 mg/日となるよう投与

全性を評価する。

する。

本薬投与開始24週間後
20 例

の時点で寛解(完全寛
解+部分寛解)に到達

75.0%(15/20)
[95%CI 50.9, 91.3]

した症例の割合。

試験薬開始後の有害事象は、16 例中
ステロイド治療で十分
単施設オープ

PEM-RTX-SATETY
試験
(本患者申出療養)



ンラベル、シ
ングルアーム
試験

な効果が得られない難
治性天疱瘡(腫瘍随伴
性天疱瘡を除く)患者
に対してリツキシマブ
治療を行い安全性を確
認する。

PSL 治療中に再燃又は再発の

安全性

ためPSL10mg/日への減量が リツキシマブ 1,000mg/body を2週間隔で

(参考:副次評価項

困難な難治性天疱瘡(腫瘍随 2回(0 週目:Day0*、2 週目:Day14)、

目、リツキシマブ投与

伴性天疱瘡を除く)患者。

開始 24 週後までに寛

点滴静脈内投与を行う。その後、外来治療

(エンドキサンパルス療法や を継続(PSL および併用薬については症状

16例

解(完全寛解+部分寛

免疫グロブリン大量静注療法 に応じ、医師の判断で漸減可能)

解)に到達した症例の

の併用中の患者やリツキシマ *投与開始日をDay0と定義

割合)

ブ既投与の患者も含む)

9

16 例に認められた。未知かつ重篤な
事象の発現および治療関連死はみら
れなかった。重篤な有害事象が 1 件
あったものの、治療により短期間で
回復している。
(参考:副次評価項目
62.5%(10/16)[95%CI: 35.43,
84.80])