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資料2    検討会議結果(案) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00023.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第25回 6/26)《厚生労働省》
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クがある。

めることは望ましいが、受診必須化は、女性が

産婦人科医が緊急避妊薬を処方するとき

自らの意思で決定するとの観点から妥当でな

に、一緒に低用量ピルを処方している場合

い。薬剤師から医師への紹介状の制度化などの

や、DV が翌日以降も繰り返される可能性が

工夫が必要。緊急避妊薬のスイッチ OTC 化に伴

ある場合、他の避妊法も勧めるという役割は

って特別な体制作りは不要ではないか(パブリ

大きく、薬局と医療機関の連携は非常に大事

ックコメントで提出された意見)。

であると考えている。
薬局で緊急避妊薬を服用できるよう敷居を
下げても、その後、産婦人科を受診するという
ハードルは高い。
<性暴力被害者への対応>


緊急避妊薬を必要とする者の多くに安全・ ○

薬局で性暴力被害者の可能性がある方から相

安心でない、性暴力とも言える性的な行動が

談があった場合に、本人にすぐにワンストップ支援

ある。性暴力被害者の緊急避妊については、緊

センターに行くよう十分に伝え、また薬局からワン

急避妊対策に加え、性感染症の検査と予防的

ストップ支援センターにも連絡するといったシステ

投薬、外傷の診断、心のケア、加害者対策(性

ムが必要だと思う。紹介状を本人に渡し、その場

暴力被害の証拠採取等)を含む総合的・継続的

でワンストップ支援センターに連絡し、可能であれ

な支援が可能な病院拠点型のワンストップ支

ば予約を入れて帰ってもらうようなことができれば

援センターでの対応が望ましい。しかしなが

よいと思う。(短期的課題)

ら、緊急避妊薬がスイッチ OTC 化された場合、 ○

オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に関す

当事者が緊急避妊薬を服用することで安心

る研修等では、ワンストップ支援センターや地域の

し、ワンストップ支援センターに来所せず、必

産婦人科の医師と連携を取ることを伝えている。

要な支援を受けられなくなる懸念がある。

OTC 化されたとしても産婦人科の医師の仕事全

薬局で性暴力被害者からの相談であるこ

てを薬剤師が担うわけではないため、懸念はある

とがわかった場合に、ワンストップ支援セ

と思うが、医師と連携を取ることで、より声の出し

ンターに紹介する体制が全国的に構築され

にくい方が相談できる間口を広げていけるのだろ

ているかどうかが懸念される。

うと思う。(短期的課題)

薬局とその近隣の医療機関との連携体制 ○



性暴力被害者への支援は社会全体が何とかし

が重要である。ただし、薬局及びその近隣

なければいけない急ぎの問題だと思う。それに対

の医療機関の両方を介して当事者にワンス

して、薬剤師が研修を受け対応するという話が出

トップ支援センターに相談に来てもらうの

ており、実際に産婦人科の先生を招いて研修も実

は比較的困難と予想される。

施されている。今、苦しんでいる人を助けるため

薬剤師が性暴力や安全でない性的な行動に

に、社会全体の一つの仕組みの強化としてこの薬

関する深い知識を身につける必要があるが、

を社会で使用することは、決して悪いことではな

1、2 回の研修で身につくものではない。

い。むしろ心配している人が皆、力を寄せ合ってで
きることを重ねていくことが重要であると思う。(短
期的課題)


事前に近隣の医療機関やワンストップ支援セン
ターと薬局がしっかりとした信頼関係ができている
ということが必要ではないか。(短期的課題)

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