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2012年06月13日(水)
[医療安全] 12歳以下の子どもで多発する事故を分析、注意喚起
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消費者庁は6月13日に、医療機関ネットワーク事業の情報収集状況を公表した。この事業は、消費者の生命・身体に生ずる被害に関する事故情報を医療機関から収集する枠組みを構築し、事故再発防止のために、消費者庁と国民生活センターが共同で実施しているもの。今回は、平成22年12月から平成24年3月末までに事業に参画する13の医療機関から収集された7195件の事故情報がまとめられている。
事故情報は、(1)事故情報の属性によ・・・
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2012年06月07日(木)
[医療費] 70歳以上高齢者の増加が、医療費増加に大きく関係
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厚生労働省は6月7日に、「12か月平均による医科病院における入院受診延日数、推計新規入院件数、推計平均在院日数の最近の動向」について発表した。
これは、「どれだけの期間入院しているか」「新たに入院する患者はどの程度か」などについて、12ヵ月間のデータを1ヵ月平均にして推計したもの。冬期にインフルエンザが流行するなどの季節変動を除外することができる。
まず、医科病院の入院全体の状況を見ると、平成21年夏・・・
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2012年06月05日(火)
[人口動態] 23年の人口動態、合計特殊出生率は1.39、死因第3位は肺炎に
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- 平成23年 人口動態統計月報年計(概数)の概況(6/5)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 統計情報部 人口動態・保健社会統計課 カテゴリ: 調査・統計
結果を見ると、平成23年の出生数は105万698人で、前年より2万606人減少している。人口1000人当たりの出生率は8.3で、前年より0.2ポイント低下している(p5~p8参照)。
一方、平成23年の死亡数は125万3463人で、前年より5万6451人増加。人口1000人当たりの死亡率は9.9で、前年より0.4ポイント増加している(p9~p14参照)。
出生と死・・・
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2012年05月31日(木)
[生命表] 22年ベースの平均寿命、男性79.55年、女性86.30年に
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- 第21回 生命表(完全生命表)の概況(5/31)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 統計情報部 人口動態・保健社会統計課 カテゴリ: 調査・統計
生命表は、日本にいる日本人について、ある時点の死亡状況が変化しないと仮定した場合に、「ある年齢の人が、あと何年生きられるのか」などを推計したもの。国勢調査をもとにした完全生命表(5年ごと)と、毎年10月1日現在の推計人口をもとにした簡易生命表(毎年)がある。
今回の完全生命表(平成22年1月ベース)によると、平均寿命(0歳時の平均余・・・
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2012年05月25日(金)
[労災] 平成23年の死傷災害、医療保健業では約2/3が社会福祉施設で発生
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- 平成23年の死亡災害・重大災害発生状況等について―労働災害による死亡者数は2338人、うち1314人は震災が直接の原因─(5/25)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 安全衛生部 安全課 カテゴリ: 調査・統計
平成23年の労働災害による死亡者数は2338人で、そのうち東日本大震災(以下「震災」)を直接の原因とする死亡者数は1314人。その内訳を見ると、岩手県401人、宮城県821人、福島県72人となり、被災3県で全体の98.5%を占めている。また、震災以外の死亡者数は1024人で、前年比171人減のマイナス14.3%となり、・・・
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2012年05月25日(金)
[社会福祉] 福祉のまちづくりには、「道路整備に重点をおくべき」が6割超
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東京都は5月25日に、平成23年度東京都福祉保健基礎調査の速報を公表した。この調査は東京都が毎年度実施しているもので、平成23年度は、都民を対象とした「生活実態と意識」について調べている。調査期間は平成23年10月11日から10月31日。
具体的には、(1)福祉のまちづくり(p4~p15参照)(2)子育て支援・両立支援(p16~p19参照)(3)障害者支援(p19~p20参照)(4)地域福祉(p20~p21参照)―などについて分析・・・
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2012年05月25日(金)
[後期高齢者] 平成24年2月現在の後期高齢者医療制度加入者は1467万人
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厚生労働省は5月25日に、平成24年2月現在の後期高齢者医療毎月事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について、加入者数を5歳刻みで集計し、毎月報告しているもの。
事業月報によると、平成24年2月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1467万2221人(対前年同月比2.7%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は39万3439人となっている。100歳以上の被保険者数は4万8454人であった。また被扶養者であっ・・・
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2012年05月22日(火)
[健康] 日常生活上のイライラやストレス、「感じる」が70% 東京都
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東京都は5月22日に、「健康に関する世論調査」の結果を公表した。この調査は、生活習慣病予防、喫煙、ストレスと休養など、都民の心身の健康と健康づくりや、予防接種、結核、新型インフルエンザなどの感染症に関する意識等を把握し、「東京都健康推進プラン21」の目標達成度評価に資するとともに、今後の施策の評価や推進の参考とすることを目的に実施された。
調査は、東京都全域に住む満20歳以上の男女個人を対象とし、大き・・・
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2012年05月21日(月)
[統計資料] 患者調査や医療施設調査をベースに、テーラーメイドの統計資料
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厚生労働省は5月21日に、平成24年度の「委託による統計の作成等及び匿名データの作成・提供に係る年度計画」を発表した。
厚労省では平成23年から、研究者等からの求めに応じて厚労省の保有するデータからテーラーメイドの統計資料を作成するサービスを行っている(有料)。
今般、平成24年度に行うテーラーメイド統計作成サービスの概要が発表された。具体的には、平成20年の医療施設(静態)調査や、同じく平成20年の患者・・・
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2012年05月04日(金)
[人口動態] 日本のこどもの割合は13.0%、38年連続の低下
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総務省は5月4日に、「我が国のこどもの数―『こどもの日』にちなんで―」を公表した。これは、各種統計資料から日本のこどもの数(15歳未満人口)を推計したもの。
本推計によると、平成24年4月1日現在のこどもの数は、前年比12万人減の1665万人で、昭和57年から31年連続の減少となり、過去最低となった(p2参照)。
また、総人口に占めるこどもの割合は、前年比0.1ポイント低下の13.0%で、昭和50年から38年連続して低下・・・
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2012年04月25日(水)
[後期高齢者] 平成24年1月現在の後期高齢者医療制度加入者は1462万人
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厚生労働省は4月25日に、平成24年1月現在の後期高齢者医療毎月事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について、加入者数を5歳刻みで集計し毎月報告しているもの。
事業月報によると、平成24年1月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1462万8918人(対前年同月比2.7%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は39万6063人となっている。100歳以上の被保険者数は4万8026人であった。また被扶養者であった・・・
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2012年04月19日(木)
[医療従事者数] 東京都の医師、22年には3万7552人で2年前より5.4%増加
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東京都は4月19日に、平成22年の「医師・歯科医師・薬剤師調査の東京都集計結果報告」を公表した。この調査は、平成23年12月に厚生労働省が公表した「平成22年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」をもとに、東京都分を集計したもの(p1参照)。
集計結果によると、東京都における医療施設に従事する医師数は3万7552人で、前回(平成20年12月調査)比5.4%の増加(p11参照)。2つ以上の診療科に従事している場合の重複計・・・
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2012年04月17日(火)
[人口推計] 総人口は前年比25万9000人と大幅減、減少率は福島県が過去最高
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総務省は4月17日に、平成23年10月1日現在の「人口推計」を公表した。
「人口推計」では、国勢税調査の人口をもとに、その後の人口の自然動態(出生、死亡)及び社会動態(出入国)を、人口動態統計(厚生労働省)、出入国管理統計(法務省)等、他の人口関連資料から得て、最新の人口を算出している(p6参照)。推計は、大きく分けて、(1)全国人口(2)都道府県別人口―の2項目について、まとめられている。
推計結果を・・・
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2012年04月13日(金)
[終末期医療] 在宅での看取り推進、中小病院等が緊急時のゲートキーパーに
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全日本病院協会は4月13日に、「終末期の対応と理想の看取りに関する実態把握及びガイドライン等のあり方の調査研究」報告書を公表した。
この研究は、平成23年度老人保健事業推進費等補助金を活用したもので、超高齢社会における終末期医療・看取りに対する提言を行うことを目的としている。
調査は、文献検索やアンケート、有識者講義(医師、弁護師、僧侶など)など幅広い方式で行われ、看取り等について、実態と理想の姿・・・
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2012年04月06日(金)
[介護] 震災被害を踏まえ、個人情報保護関連規定整備など提言 東京都
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- 東京都内における在宅サービスの災害対応に関する調査報告書~東日本大震災高齢者支援プロジェクト~(4/6)《東京都》
- 発信元:東京都健康長寿医療センター研究所 カテゴリ: 調査・統計
調査の結果、「震災をきっかけに何らかの状態の悪化した例がある」と回答した介護事業所は25.7%。そのうち、「死亡に至った 8事例」「在宅生活が継続できなくなった 21事例」など、重篤な被害をもたらした例があることがわかった(p4参照)。そ・・・
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2012年04月04日(水)
[調査・統計] 24年3月までの自殺者数は6931人、大都市に集中 警察庁
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警察庁は4月4日に、平成24年の月別の自殺者数(3月末の速報値)を公表した。
平成24年3月末までの自殺者の総数は6931人(男4879人、女2052人)。これを都道府県別に見てみると、自殺者が多かったのは、東京653人、大阪440人、神奈川418人の順で、大都市に自殺者が集中しているのがうかがえる。一方、自殺者が少なかったのは、鳥取32人、島根36人、香川44人という結果であった。
資料は、都道府県別自殺者数を1月~3月の各月・・・
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2012年04月03日(火)
[社会保障] 社会保障改革で、協会けんぽの保険料率は2025年度に11%超
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厚生労働省は4月3日に、社会保障に係る費用の将来推計を改定したことを発表した。
これは、人口動態や経済動向の最新データを基に、医療・介護・年金等の社会保障費用を推計したもの。
まず、社会保障費全体について見てみると、2012年度には109.5兆円(対GDP比22.8%)であるが、社会保障・税一体改革を実現すると、2020年度には134.4兆円(同24.1%)、2025年度には148.9兆円(同24.4%)という具合に高騰を続けることとな・・・
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2012年04月02日(月)
[社会意識] 国民の2割は医療が良くなっていると考えるが、同数は悪化と判断
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内閣府は4月2日に、社会意識に関する世論調査(平成24年1月調査)の結果を公表した。
この調査は、社会や国に対する国民の基本的意識の動向を調査するもの。(1)国を愛する気持ちの程度(2)社会への貢献意識(3)震災前後の意識の変化(4)国の施策に対する評価―などについて、およそ6000人を対象にアンケート形式で行われた。
たとえば、社会への貢献や、地域での付き合いなどの意識が低ければ、社会保障制度の運営が困難・・・
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2012年03月29日(木)
[後期高齢者] 後期高齢者の所得格差、東京と秋田では3.7倍
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厚生労働省は3月29日に、「平成23年度 後期高齢者医療制度被保険者実態調査報告」を公表した。この調査は、後期高齢者医療制度における被保険者の年齢構成、所得および保険料賦課の状況などの基礎資料を得ることを目的に平成20年度より実施されている(p2参照)。
まず、平成23年9月末の被保険者の年齢構成をみると、総数1449万6000人のうち、75歳以上が1409万1000人で、全体の97.2%を占めている。年齢別では、65~74歳が・・・
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2012年03月21日(水)
[縦断調査] 女性の育児休業制度利用後の就業率「正規」の場合89.5%
- 厚生労働省は3月21日に、第9回「21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)」の結果について公表した。この調査は、平成14年10月末に20~34歳であった男女(およびその配偶者)を継続的に調査するもの。少子化対策等の施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的に毎年実施。第9回は平成22年11月に実施され、第1回から第9回まで回答のあった1万3063人について集計している。対象者の年齢は28~42歳となっ・・・
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2012年03月21日(水)
[国民医療費] 国民医療費の積上げや、診療種類別医療費の推計根拠など明示
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厚生労働省は3月21日に、国民医療費推計方法を発表した。
平成21年度の国民医療費は36兆67億円で、前年度に比べて3.4%増加しているが、推計や計算の根拠が曖昧では信頼性が揺らいでしまう。そこで厚労省は、国民医療費の推計方法を明らかにしたもの。
国民医療費は、「公費負担や医療保険、患者負担などの制度区分別」に積上げて計算された後、(1)公費、保険料などの財源別(2)医科、歯科、調剤といった診療種類別(3)・・・
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2012年03月12日(月)
[両立支援] がん治療と業務の両立、患者、医療者、事業者の3者で情報共有を
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厚生労働省は3月12日に、「治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会を開催した。今回は、がん治療と仕事の両立について、有識者からヒアリングを行った。
東京労災病院・両立支援センター長(がん分野)の門山委員は、勤労者で罹患率の高い疾病の治療と職業の両立支援について、実態把握を目的としたアンケート調査を行い、その結果を発表した。
企業(有効回答数219事業所)における「がん罹患勤労者の就労支援」を見る・・・
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2012年03月09日(金)
[人口動態] 老年人口割合は全人口の22.86%、調査開始以来毎年増加
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総務省は3月9日に、平成23年3月31日現在の「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」を公表した。東日本大震災により報告できなかった岩手、宮城、福島の3県22市町村の数値を反映させ修正したもの。
資料によると、日本全国の人口は1億2692万3410人(ただし、陸前高田市は報告可能数値)、対前年比13万4450人減で、修正前と同様に引き続き減少傾向にある。出生者数は3年連続で減少(107万445人)、死亡者数は調査開始・・・
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2012年03月07日(水)
[特定検診] 特定健診実施率上昇も、保健指導実施は対象者の13%にとどまる
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厚生労働省は3月7日に、「平成22年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況」の速報値を公開した。
平成20年度から、40~74歳の被保険者と被扶養者を対象に、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した(1)健康診査(2)保健指導―を実施することが、医療保険者に対し義務付けられている。速報値の集計対象は、平成24年2月末時点で報告のあった3432保険者(報告対象:3433保険者)(p1~p2参照)。
(1)の健・・・
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2012年02月27日(月)
[後期高齢者] 平成23年11月現在の後期高齢者医療制度加入者は1455万人
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厚生労働省は2月27日に、平成23年11月現在の後期高齢者医療毎月事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について、加入者数を5歳刻みで集計し毎月報告しているもの。
事業月報によると、平成23年11月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1455万2539人(対前年同月比2.9%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は40万1386人となっている。100歳以上の被保険者数は4万7215人であった。また被扶養者であっ・・・
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