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2010年05月19日(水)
[DPC] ドキシル使用可能性ある卵巣がん治療、近く出来高算定に 厚労省
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厚生労働省が5月19日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、ドキソルビシン(以下、ドキシル)を使用する可能性のある卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍治療について、DPCによる包括支払方式ではなく、出来高算定とすることを了承した。厚労省は、近く中医協総会に諮り、法令の改正を行う考えだ。
ドキシルは、平成22年度診療報酬改定で既存の診断群分類に包括されたが、医療現場から「持ち出・・・
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2010年05月07日(金)
[医業経営] DPC病院では、あえて10対1の選択も手立ての一つ 厚労省
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厚生労働省は5月7日に、平成20年度の病院経営管理指標を公表した。それによると、(1)医療法人立病院では黒字が76.7%であるのに対し、自治体病院、社会保険関係団体病院、その他公的病院では黒字が50%を下回った(p27参照)(2)自治体病院の医業利益率はすべての病院種別で大きくマイナス(p28参照)(3)自治体病院では人件費比率が64.8%と飛びぬけて高い(p32参照)―ことなどが明らかとなっている。
医業利・・・
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2010年04月22日(木)
[DPC] 様式1に患者住所地や喫煙状況など追加か DPC分科会
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厚生労働省が4月22日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、様式1の見直しや、高額医薬品の取扱い、DPC準備病院の募集などについて議論を行った。
様式1には、医療機関の負担を軽減するために「(記載が)必須ではない」という事項が多々あり、これをどう扱うかなどが懸案事項となっていた。また、平成22年度診療報酬改定に対応するため、MDC作業班や松田研究班(診断群分類研究班)で・・・
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2010年04月21日(水)
[診療報酬] 外来管理加算の財政影響は社会医療調査で検証 中医協総会
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厚生労働省が4月21日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、新たな検査や先進医療について報告を受けた後、平成22年度診療報酬改定の結果検証について議論を行った。
診療報酬改定の結果については、別途設けられている結果検証部会で議論を行う。3月31日に開催された同部会では「現場を熟知している診療側や支払側の意見を取り入れるべき」との意見が出され、この日の総会で議論されるに至ったものだ。
検証部・・・
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2010年03月31日(水)
[診療報酬] 薬価算定ルールについて宿題出される 中医協・総会
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厚生労働省が3月31日に開催した、中医協総会で配付された資料。医薬品の薬価収載やDPCにおける高額な新規の医薬品等への対応、先進医療専門家会議の報告等が行われた。
委員からは、薬価算定ルールに関し(1)配合剤の再算定(2)同一成分薬の適応拡大等(3)新薬開発に向けたインセンティブ―という3つの薬価算定ルールに関する宿題が出されている。たとえば(1)は、配合剤の成分に後発品が出現した場合には、特例引下げは行・・・
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2010年03月26日(金)
[診療報酬] 改定関連通知の一部訂正を事務連絡 厚労省
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厚生労働省は3月26日に、平成22年度診療報酬改定関連通知の一部訂正に関する事務連絡を発出した。
「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(保医発0305第1号)における、入院料通則の『5.入院中の患者の他医療機関への受診』に(7)としてDPC算定病院の規定を追加している(p5参照)。
また、「特定診療報酬算定医療機器の定義等について」(保医発0305第7号)及び「『診療報酬において加算等・・・
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2010年03月19日(金)
[診療報酬] 全DPC対象病院、改定に伴う調整係数と新機能評価係数が明らかに
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厚生労働省は3月19日に、「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法の一部を改正する件(告示)」を公布した(p1~p69参照)。これは、いわゆるDPC点数表(診断群分類点数表)。診療報酬改定にあわせて、各診断群分類の点数が変更されているものだ。
このほか、(1)厚生労働省告示第96号「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第一項第六号の規定に基・・・
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2010年03月05日(金)
[診療報酬] 厚労省、22年度診療報酬改定の説明用資料をとりまとめ
- 厚生労働省は3月5日に、平成22年度診療報酬改定に関する説明会を開催した。資料には、厚労省が説明会用にまとめた、平成22年度診療報酬改定の概要(p1~p7参照)に加え、(1)医科(p8~p162参照)(2)DPC(p163~p192参照)(3)調剤・薬価(p193~p229参照)(4)歯科(p230~p278参照)―関係の主要事項が整理されている。
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2010年02月05日(金)
[診療報酬] 再診料統一、断念か 中医協総会
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厚生労働省が2月5日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、再診料・外来管理加算について議論を行ったほか、前回会合に引き続き、DPCにおける新たな機能評価係数の導入などについて議論を行った。
短冊について一通りの議論を終えたため、外来点数の引上げ項目などが固まった。そこで遠藤会長が、外来医療費配分の試算を出すように厚労省に指示。プラス改定財源400億円のほか、検査等の適正化でさらに400億円が生・・・
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2010年01月29日(金)
[診療報酬] DPC、3つのパターンのシミュレーション示す 中医協総会
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厚生労働省が1月29日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、前回会合に引き続き、「短冊」が提示された。今回提示されたのは、骨子における「4つの視点」のうち入院医療を中心とした項目で、(1)がん診療連携拠点病院の評価(2)緩和ケア・がんに対するリハビリテーションの評価(3)精神科入院医療に係る評価(4)医療安全対策の推進(5)医療療養病棟の評価に係る見直し―など、全20項目(p85~p131参照)。
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2010年01月27日(水)
[診療報酬] 重点課題の入院部分、算定要件等を整理した短冊提示 中医協
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厚生労働省が1月27日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、骨子における重点課題のうち入院部分について、いわゆる「短冊」が提示された。短冊には、項目ごとの算定要件や趣旨が整理されており、新点数を○○点といった具合であらわしている。
今回提示されたのは、入院部分で(1)救急入院医療の充実に係る評価(2)一般病棟入院基本料等の評価(3)医療関係職種の役割分担と連携の評価(4)病院勤務医の負担を軽・・・
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2010年01月15日(金)
[診療報酬] 外来管理加算について、委員が新ルールを提案 中医協総会
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厚生労働省が1月15日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、前回に引き続き、地域の特性を考慮した診療報酬点数(p52~p60参照)や再診料及び外来管理加算(p51参照)などについて議論を行った。
外来管理加算については、1号側・2号側のこれまでの意見が示され、論点として、外来改定財源0.31%という条件の下で、(1)統一後の再診料の点数設定(2) 5分要件廃止後の外来管理加算の点数設定や新たな算定・・・
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2009年12月24日(木)
[DPC] 来年度からの診断群分類見直し案を報告 DPC分科会
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厚生労働省が12月24日に開催した、中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、診断群分類の見直しに関するMDC毎作業班からの報告などを受けた。
見直し案のポイントは、(1)高額薬剤による分岐の増加(129分類から202分類に増加)(2)化学療法レジメンによる分岐の追加(3)手術のあり・なしに応じて副傷病名を設定―など(p3~p5参照)。質の評価については、厚労省担当者が「来年度には間・・・
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2009年12月18日(金)
[診療報酬] 一般病床の若人も長期入院は包括か 基本小委
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厚生労働省が12月18日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、後期高齢者や長期入院患者に係る診療報酬、地域の特性を考慮した診療報酬点数などについて議論されました。
長期入院患者に係る診療報酬は、長期入院患者のうち、一定の病態と一定の年齢(75歳以上)である場合には特別な対応を行っている。しかし、「後期高齢者」という名称は廃止することが前提となっていることから、年齢要・・・
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2009年12月16日(水)
[診療報酬] 後発医薬品の使用促進、環境整備の骨子案を了承 基本小委
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厚生労働省が12月16日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、後発医薬品の使用促進のための環境整備の骨子(案)が提示され、了承された。
骨子(案)では、後発医薬品の使用促進のため、(1)薬局の調剤基本料における後発医薬品調剤体制加算の見直し(2)薬局における含量違い又は剤形違いの後発医薬品への変更調剤(3)医療機関における後発医薬品を積極的に使用する体制の評価(4)保・・・
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2009年12月11日(金)
[診療報酬] 外科医療の現状をヒアリング、DPCは激しい議論に 基本小委
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厚生労働省が12月11日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、手術やDPCなどについて議論された。
12月2日に開催された基本小委で、「現場の意見を聞いてはどうか」と提案されていたことを受け、外科医療の現状と医療技術の適正評価の必要性などについて、癌研有明病院副院長と東京大学大学院医学系研究科小児外科教授よりヒアリングを行った(p23参照)。また、山形大学医学部長からは・・・
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2009年11月30日(月)
[DPC] 基礎係数の唐突な提案に、委員も驚く DPC分科会
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厚生労働省が11月30日に開催した、診療報酬調査専門組織のDPC評価分科会で配付された資料。この日は、新たな機能評価係数案と、調整係数の段階的廃止について議論が行われた。
新たな機能評価係数は、(1)データ提出指数(2)効率性指数(3)複雑性指数(4)カバー率指数(5)救急医療指数(6)地域医療指数(7)チーム医療指数―の7つ。前回会合の議論をうけ、修正が加えられている(p4参照)。
また、調整係数の段階的・・・
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2009年11月18日(水)
[DPC] 新たな機能評価係数、9つの具体的係数案を提示 DPC分科会
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厚生労働省が11月18日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、これまでの議論を踏まえ、当局が機能評価係数案を提示した。
新たな機能評価係数は、(1)DPC病院として正確なデータを提出していることの評価、医療の質に係るデータを公開していることの評価(2)効率化に対する評価(3)複雑性指数による評価(4)診断群分類のカバー率による評価(5)救急・小児救急医療の実施状況及び救・・・
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2009年11月04日(水)
[診療報酬] 厚労省担当者が来年度改定の4月実施を強調
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厚生労働省が11月4日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、調整係数の廃止と新たな機能評価係数の設定について、DPC評価分科会において「救急医療」や「チーム医療」などの特別調査を実施したことから、その結果が報告された(p3参照)(p4~p30参照)。
また、病院勤務医が行っている業務のうち、(1)薬剤の投与量の調節(2)静脈注射(3)医療機器の管理―などは、看護師等の医療・・・
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2009年10月26日(月)
[DPC] 新評価係数の具体像を次回以降提示へ 厚労省
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厚生労働省が10月26日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、救急医療提供体制や診療ガイドライン準拠状況、チーム医療体制について新たな機能評価係数とできるか否かについて議論が行われた。
厚労省の資料からは、特段の傾向が見えず評価軸を絞りきれないため、委員からは新係数化に難色を示す意見も出されたが、厚労省では次回以降、新係数の具体像を明らかにする考えだ。
資料で・・・
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2009年10月19日(月)
[DPC] 参加・退出ルール設定に伴い、DPC関連通知を改正 厚労省
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- 「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法等の施行に伴う実施上の留意事項について(通知)」の一部改正について(10/19付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
DPC対象病院への参加・退出ルールが中医協で了承されたことに伴い、DPC関連通知の一部改正を行ったことにつき医療機関・審査支払機関等に周知徹底を求めるもの。
DPCから緊急に退出する必要が・・・
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2009年10月05日(月)
[DPC] 新たな機能評価係数設定に向けた議論進む 中医協・DPC分科会
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厚生労働省が10月5日に開催した、中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、救急医療体制や診療ガイドライン準拠体制を新たな機能評価係数とできるか否かなどについて議論を行った。
医療機関の調整係数が段階的に廃止されることに伴い、新たな機能評価係数導入の議論が進んでいる。その一環として、「次期改定で導入すべきか検討するために更なる調査が必要」とされていた救急医療体制と診療・・・
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2009年09月25日(金)
[DPC] DPC評価分科会がデータ提出遅れを厳しく批判
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厚生労働省が9月25日に開催した、中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、前回に引続き医療機関からヒアリングを行った。
今回のヒアリング対象項目は、(1)データ提出遅れ(2)DPC導入後の診療内容の変化(3)抗生物質使用状況―の3点(p4~p7参照)。
データ提出遅れの理由としては、(1)パソコンの故障やデータ精査に時間がかかった(2)消印日と提出日の勘違い―などがあげられてい・・・
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2009年09月24日(木)
[DPC] DPC評価分科会が後発品使用等について医療機関からヒアリング
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厚生労働省が9月24日に開催した、中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、DPC全体からかけ離れた状態となっている医療機関に対しヒアリングを行った。
ヒアリング対象項目は、(1)再転棟(2)DIC(播種性血管内凝固症候群)の出現割合(3)敗血症の出現割合(4)後発品の使用状況―の4点。
資料には、4点に加えて再入院についても、かけ離れた状態となっている理由が示されている・・・
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2009年09月18日(金)
[診療報酬] 来年度改定の審議スケジュール、見通し立たず 基本小委
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厚生労働省が9月18日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、慢性期入院医療の包括化評価結果やDPCからの特別退出ルールなどについて議論を行った。
慢性期入院医療の包括化評価については、調査分科会から報告を受けた後、これを了承(p3~p23参照)。DPCからの特別退出ルールのポイントは、(1)退出の可否を審査会で審査(2)審査は非公開(p24参照)―の2点。
なお、新政権後初・・・
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