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資料3-10 野田先生提出資料 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第74回 3/2)《厚生労働省》
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3-2. 集計定義の詳細

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本研究における NDB 集計上の集計設計の詳細と結果解釈の留意点を示す。

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特に重要と思われる設計項目には◎を付す。

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NDB 受診者数

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本研究では、2017 年 9 月から 2020 年 8 月までの 3 年間で保険診療を受けた約 1 億

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1101 万人(正確には ID0 数)を対象とした(人口動態等により人数は変動する)
。ID0

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は奈良医大・東大・京大等が合同で開発した、NDB 上での名寄せ用匿名 ID である。

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NDB は我が国の保険診療の悉皆(全数)データである。そのため、医療機関を受診し

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なかった患者や、医療機関を受診しても全額公費負担医療であった患者(生活保護の医

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療扶助、一時期の新型コロナウイルス感染症の診療情報など)のデータは NDB には格

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納されていない。

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◎インフルエンザ受診

(NDB におけるインフルエンザ新規受診の定義)

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下記の a と b のいずれかを満たす患者を季節性インフルエンザの受診者とした:

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a. インフルエンザ傷病名が付与されている。

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b. 抗インフルエンザ薬が1剤以上処方されている。

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なお、インフルエンザ傷病名は疑い病名を除外した。また、入院・外来の両方を集計

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対象とした。条件 a,b に最後に該当した日から 90 日以内の再該当は連続する同一の発

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症エピソードとみなし、90 日を超えての再該当は再受診とみなした。

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インフルエンザ傷病名

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インフルエンザ傷病名として、「インフルエンザ関連傷病名マスタ」
(表9)に示した

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24 個の傷病名(正確には傷病名コード)を選定した。選定にあたっては、感染症内科

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医、呼吸器内科医、小児科医、公衆衛生医師、薬剤師を含む 8 名の医療専門職の意見を

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統合した。

284

このマスタは集計期間中に廃止された傷病名を含んでいる。

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なお、インフルエンザ脳症傷病名は重症化率(神経症状)の算出にて使用する。

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抗インフルエンザ薬

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