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資料3-10 野田先生提出資料 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第74回 3/2)《厚生労働省》 |
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167
(要点)
168
示した(表8)
。
169
170
重症化した患者は医療機関を受診するとの前提のもと、人口あたりの重症化率等を
算出したものである。
171
172
季節性インフルエンザ重症化等の人口あたり絶対リスクを総計及び年齢階級別に
NDB における人口あたり絶対リスクは「社会全体に対するその疾患の負荷」を示
173
している。疾患による受診率の違いの影響を受けにくい指標でもあるため、異なる
174
疾患同士で重症化率を比較する際の参考になる。
175
重症化率計算の分母に受診者数を置く指標では、未受診患者の存在(いわゆるトリ
176
ートメントギャップ)の影響を受け、疾患間の重症化率の比較が困難となる。トリ
177
ートメントギャップの影響を軽減するため、人口あたり絶対リスクを算出した。
178
179
(解説)
180
表 8 は、季節性インフルエンザ重症化等の人口あたり絶対リスク(正確には、
「人口 10
181
万人あたり 1 年間あたりの絶対リスク」
)を総計及び年齢階級別に示したものである。表
182
4で示された重症化等の患者数(3 年間合算値・年齢階級別)を、総務省統計局「人口
183
推計」の 2017~2019 年の 3 年分の人口合算値(年齢階級別)で除し、10 万倍したも
184
のである。季節性インフルエンザに罹患しなかった人を含め、ある年齢階級の一般人口
185
10 万人が 1 年間に季節性インフルエンザで重症化する人数を示している。
186
全年齢(総計)では、人口 10 万人あたり年間 7.3 人が季節性インフルエンザで死亡
187
し、12.0 人が死亡または重症に該当することが分かる。3-1.でも説明するが、トリ
188
ートメントギャップの違いが顕著な疾患間(例:季節性インフルエンザと新型コロナウ
189
イルス感染症)では、未受診率の違いにより、各疾患の受診者数を用いる重症化指標は
190
比較可能性が低くなる。人口あたり絶対リスクはトリートメントギャップの影響を軽減
191
しつつ、疾患間の重症化率を比較する簡便な指標のひとつである。
192
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示した(表8)
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重症化した患者は医療機関を受診するとの前提のもと、人口あたりの重症化率等を
算出したものである。
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季節性インフルエンザ重症化等の人口あたり絶対リスクを総計及び年齢階級別に
NDB における人口あたり絶対リスクは「社会全体に対するその疾患の負荷」を示
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している。疾患による受診率の違いの影響を受けにくい指標でもあるため、異なる
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疾患同士で重症化率を比較する際の参考になる。
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重症化率計算の分母に受診者数を置く指標では、未受診患者の存在(いわゆるトリ
176
ートメントギャップ)の影響を受け、疾患間の重症化率の比較が困難となる。トリ
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ートメントギャップの影響を軽減するため、人口あたり絶対リスクを算出した。
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(解説)
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表 8 は、季節性インフルエンザ重症化等の人口あたり絶対リスク(正確には、
「人口 10
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万人あたり 1 年間あたりの絶対リスク」
)を総計及び年齢階級別に示したものである。表
182
4で示された重症化等の患者数(3 年間合算値・年齢階級別)を、総務省統計局「人口
183
推計」の 2017~2019 年の 3 年分の人口合算値(年齢階級別)で除し、10 万倍したも
184
のである。季節性インフルエンザに罹患しなかった人を含め、ある年齢階級の一般人口
185
10 万人が 1 年間に季節性インフルエンザで重症化する人数を示している。
186
全年齢(総計)では、人口 10 万人あたり年間 7.3 人が季節性インフルエンザで死亡
187
し、12.0 人が死亡または重症に該当することが分かる。3-1.でも説明するが、トリ
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ートメントギャップの違いが顕著な疾患間(例:季節性インフルエンザと新型コロナウ
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イルス感染症)では、未受診率の違いにより、各疾患の受診者数を用いる重症化指標は
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比較可能性が低くなる。人口あたり絶対リスクはトリートメントギャップの影響を軽減
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しつつ、疾患間の重症化率を比較する簡便な指標のひとつである。
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