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【参考資料1】糖尿病の医療体制構築に係る指針 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34471.html
出典情報 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会(第3回 8/2)《厚生労働省》
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ア 糖尿病網膜症の治療は、増殖前網膜症又は早期の増殖網膜症に進行 した時点
で、和失明予防の観点から光句固療法を実施する。硝子体出血及び網膜剥離は手
術療法を実施する。
イ 糖尿病性腎症の治療は、血糖及び血圧のコントロールが主体であり、そのた
めに食事療法や薬物療法を実施し、菅不全に至った場合は稀析療法を実施する。
ウ 糖尿病性神経障害の治療は、血糖コントロールや生活習慣の改善が主体であ
り、楽物療法を実施する。
(脳卒中及び心筋梗塞等の心血管疾串については、それぞれの医療体制構築に
係る指針を参照)
(5) 他疾患で治療中の血糖管理
周術期や化学療法中、感染症治療中等に適切な血糖管理を行うことは予後の改善
に英がる。 糖尿病を持つ愚者が手術を受ける際や感染症等他疾患で入院する際、ま
た糖尿病患者に限らず副臣皮質ステロイド等血糖値が上昇する可能性のある楽剤を
用いた治療を行う際は、血糖値の推移を把握し適切な血糖コントロ-ルを行う必要
がある。

第2 医療体制の構築に必要な事項
1 目指すべき方向
前記「第1 糖尿病の現状」を踏まえ、個々の医療機能、それを満たす医療機関、
それら医療機関相互の連携により、保健及び医療サービスが連携して実施される体制
を構築すること。
(1) 糖尿病の予防が可能な体制
① 適切な食習慣、適度な身体活動等の生活習慣の改善に関する取組を実施
② 特定健康診査・特定保健指導の実施
(2) 糖尿病の治療・重症化予防が可能な体制
① 糖尿病の診断及び生活習慣等の指導の実施
② 良好な血糖コントロールを目指した治療の実施
(3 専門的治療を必要とする愚者への対応や急性合併症の治療が可能な体制
① 教育入院等による、様々な職種の連携によるチーム医療の実施
② 1型糖尿病や妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠等に対する専門的な治療の実施
③ 急性合併症の治療の実施
(4) 慢性合併症の発症予防・治療・重症化予防が可能な体制
(5) 他湊患の治療のために入院中の愚者の血糖管理を行う体制

2 各医療機能と連携
前記「1 目指すべき方向」を踏まえ、糖尿病の医療体制に求められる医療機能
下記( 1) から( 8) に示す。
都道府県は、各医療機能の内容 (目標、医療機関等に求められる事項等) について、
地域の実情に応じて柔軟に設定すること。
(1) 糖尿病を予防する機能【予防】
① 目標
生活習慣の改善等により糖尿病発症のリスクを低減させること
特定健康診査・特定保健指導や健診後の受診勧撰を実施すること
② 関係者に求められる事項
(行政・保険者)