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【資料1-1】一般用検査薬の一般原則について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35048.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会(令和5年度第2回 9/6)《厚生労働省》
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医療機器・体診部会でのご意見を踏まえた課題解決の方向性
その2
(2)血液検体等の侵襲性に関するご意見
日本では安く医療を受けられるのに、自分で採血する必要はないし、何故このような議論が出てきたのかわから
ない。
・「2040年問題」により国内では大きな環境変化が進んでいる。65歳以上の高齢者人口は2040年頃にピークを
迎える。2次医療圏単位でみると、2025年から2040年にかけては65歳以上人口が増加する地域135の医療圏
と減少する地域194の医療圏に分かれ、多くの地域で生産年齢人口が急減する。(添付資料2-①参照)
・上記により、一般医療の格差が広がり、「日頃のちょっとした手助け」が得られず、生活の支えが必要と思わ
れる高齢者の世帯は、2040年には230万世帯(2015年比1.4倍)に増加するとの予測が報告されている。


・地域の医療リソースが減少し、常に医療機関に訪れて診療を受けることが困難になりつつある場合でも、OTC
検査薬を活用し、その結果をもとに医師のアドバイスを受けるような環境を整える必要があるのではないか。
(添付資料2-②参照)

・医療機関のない地域、患者が診察にいけない時など、オンライン診療で対応することもあると理解している。
近年は、咳や熱などの急性疾患と共に慢性疾患での活用が進みつつある。そのようにオンライン診療を受け
ている患者は、OTC検査薬など活用したセルフモニタリングやセルフチェックの必要性があるのではないか。
(添付資料2-③④⑤参照)

・OTC検査薬の結果を記録し、使用者から医師や薬剤師にフィードバックすることで、より的確な診療・服薬指導
の実施 につながるのではないか。

※令和2年版厚生労働白書から引用

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