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診-1○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186974_00029.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第217回 9/27)《厚生労働省》 |
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各項目の基準を満たさない DPC 対象病院がわずかである現状においては、データ提出
が非急性期医療機関においても一般化する中で、質の高いデータ提出が安定的な DPC
制度の運用の前提となっていることを踏まえると、適切なデータの作成に係る基準を
DPC 対象病院の要件とすることも考えられるのではないか、との指摘があった。
一方、適切なコーディングという観点から評価を行っている「部位不明・詳細不明コ
ード」の使用割合が基準値を上回っている病院については、令和4年度特別調査の結
果も踏まえ、コーディングに係る更なる実態把握が必要と考えられ、令和5年度特別
調査を実施した。
アンケート調査及びヒアリングの結果を踏まえ、以下の指摘があった。
- コーディング担当者の理解不足や病院全体のコーディング体制の不備に起因する不
適切なコーディングが見られる。
- 急性期病棟での入院が本来想定されていない症例においてコーディングが困難にな
るケースがある。
- 「部位不明・詳細不明コード」の使用状況に着目し、コーディング体制の見直し等
を含む病院全体としての取り組みをすでに行っている病院も見られる。
また、「部位不明・詳細不明コード」の一部については、DPC 病院全体での使用割合の
高いものが含まれているとの指摘があり、コーディングテキストの記載内容の充実化
も含めて精査を行うこととしている。
<効率性係数・複雑性係数について>
効率性係数は、在院日数短縮の努力を評価する項目として設定されており、算出にあ
たっては、全国の患者構成への置き換えや一定の診療実績がある包括対象 DPC を計算
対象とする等の対応を行っている。
効率性係数の算出方法については、令和4年度特別調査に係る検討過程において、診
療対象とする診断群分類の種類が少なく、症例構成が偏っている医療機関に対して在
院日数短縮という本来の趣旨にそぐわない評価となる場合があるとの指摘があった。
また、本来、全国の症例数の多い疾患ではなく、各病院が取り扱っているものを重点
的に評価する必要があるのではないか、との指摘があった。
複雑性係数については、1入院当たり医療資源投入の観点から見た患者構成を評価す
る項目として設定されている。
複雑性係数についても同様に、診療対象とする診断群分類の種類が少ない病院で、誤
嚥性肺炎等の平均在院日数が長く、1日当たり包括範囲出来高点数の小さい疾患に偏
った症例構成の場合、急性期入院医療における評価という点では不適当な評価となっ
ているのではないかとの指摘があった。
これらの点については、本来の評価の趣旨や DPC 対象病院のあり方も踏まえ、算出方
法の見直しや DPC 対象病院の基準の見直し等の対応が必要ではないかとの指摘があっ
た。
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が非急性期医療機関においても一般化する中で、質の高いデータ提出が安定的な DPC
制度の運用の前提となっていることを踏まえると、適切なデータの作成に係る基準を
DPC 対象病院の要件とすることも考えられるのではないか、との指摘があった。
一方、適切なコーディングという観点から評価を行っている「部位不明・詳細不明コ
ード」の使用割合が基準値を上回っている病院については、令和4年度特別調査の結
果も踏まえ、コーディングに係る更なる実態把握が必要と考えられ、令和5年度特別
調査を実施した。
アンケート調査及びヒアリングの結果を踏まえ、以下の指摘があった。
- コーディング担当者の理解不足や病院全体のコーディング体制の不備に起因する不
適切なコーディングが見られる。
- 急性期病棟での入院が本来想定されていない症例においてコーディングが困難にな
るケースがある。
- 「部位不明・詳細不明コード」の使用状況に着目し、コーディング体制の見直し等
を含む病院全体としての取り組みをすでに行っている病院も見られる。
また、「部位不明・詳細不明コード」の一部については、DPC 病院全体での使用割合の
高いものが含まれているとの指摘があり、コーディングテキストの記載内容の充実化
も含めて精査を行うこととしている。
<効率性係数・複雑性係数について>
効率性係数は、在院日数短縮の努力を評価する項目として設定されており、算出にあ
たっては、全国の患者構成への置き換えや一定の診療実績がある包括対象 DPC を計算
対象とする等の対応を行っている。
効率性係数の算出方法については、令和4年度特別調査に係る検討過程において、診
療対象とする診断群分類の種類が少なく、症例構成が偏っている医療機関に対して在
院日数短縮という本来の趣旨にそぐわない評価となる場合があるとの指摘があった。
また、本来、全国の症例数の多い疾患ではなく、各病院が取り扱っているものを重点
的に評価する必要があるのではないか、との指摘があった。
複雑性係数については、1入院当たり医療資源投入の観点から見た患者構成を評価す
る項目として設定されている。
複雑性係数についても同様に、診療対象とする診断群分類の種類が少ない病院で、誤
嚥性肺炎等の平均在院日数が長く、1日当たり包括範囲出来高点数の小さい疾患に偏
った症例構成の場合、急性期入院医療における評価という点では不適当な評価となっ
ているのではないかとの指摘があった。
これらの点については、本来の評価の趣旨や DPC 対象病院のあり方も踏まえ、算出方
法の見直しや DPC 対象病院の基準の見直し等の対応が必要ではないかとの指摘があっ
た。
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