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診-1○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186974_00029.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第217回 9/27)《厚生労働省》
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自宅等からの緊急患者の受け入れをしっかりやっているのであれば、救急がなくとも地
域の役割を果たしているのではないか、との指摘があった。
救急搬送後直接入棟の患者ではリハビリテーションの実施頻度が低いが、直接入院だと
リハビリテーションがすぐには開始できないやむをえない事情もあるという指摘があ
った。一方で、できるだけ早期にリハビリテーションを提供することは重要ではないか、
との指摘があった。
高齢者の急性期医療は症状が不安定で医療資源投入量が多く、地域包括ケア病棟で受け
入れることを推進する方策が必要である、との指摘があった。また、その推進にあたっ
ては、夜間も含め手厚い看護配置が必要との指摘があった。
短期滞在手術について、地域包括ケア病棟で白内障、大腸ポリペクトミー等の患者を受
け入れている病院は多いが、こういった医療機関は、地域包括ケア病棟の指標がよくな
りやすいことに加え、ポストアキュート、サブアキュートをバランスよく受け入れてい
る医療機関と比べて退院支援等が少なく、偏った診療による収益確保にもつながるため、
こういった患者の受入が多い地域包括ケア病棟とバランス良く受け入れている地域包
括ケア病棟の差別化が必要、との指摘があった。
5. 回復期リハビリテーション病棟入院料について (別添資料③ P46~P97)
5-1.回復期リハビリテーション病棟における適切なアウトカム評価について
(別添資料 P51~P70)
回復期リハビリテーション病棟入院料は、脳血管疾患又は大腿骨頸部骨折などの患者
に対して、ADLの向上による寝たきりの防止と在宅復帰を目的としたリハビリテー
ションを集中的に行う病棟である。
平成 26 年以降、入棟時FIMは年々低下傾向である。
入退棟時のFIM、バーセルインデックス及びADLスコアについて年次推移を比較
したところ、バーセルインデックス及びADLスコアにおいても低下傾向を認めた。
回復期リハビリテーション病棟において、発症から7日以内の転棟患者と発症後 61 日
以上経過してからの転棟患者の割合が増加傾向であり、それらの転棟患者は入棟時F
IMが低い傾向にあった。
1日あたり提供リハビリテーション単位数について、脳血管疾患リハビリテーション
が運動器リハビリテーション、廃用症候群リハビリテーションと比較して1日あたり
6単位以上提供されている割合が高かった。
リハビリテーションの提供単位数と運動FIMの変化について、入棟時の運動FIM
に着目して分析をすると、全ての疾患で入棟時FIMが 76 点以上の患者についてはF
IMの変化が小さい傾向にあった。また、運動器疾患においては、1 日あたりの平均リ
ハビリテーション提供単位数が「6 単位以上 7 単位未満」、「7 単位以上 8 単位未満」及
び「8 単位以上 9 単位未満」の患者の運動FIMについて、リハビリテーション提供単
位数の増加に伴う明らかな改善はなかった。
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