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診-1○入院・外来医療等の調査・評価分科会からの報告について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186974_00029.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第217回 9/27)《厚生労働省》
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入室日のSOFAスコアが高い患者と低い患者を比較すると、高い患者の傷病名とし
て敗血症性ショックが多く見られ、また入室日のSOFAスコアが高い患者は低い患
者に比較し、入室当日又は前日に手術を実施した患者の割合が少なかった。
SOFAスコアと転帰は相関しており、患者の重症度を表していると考えられる、との指摘が
あった。
SOFAスコア単独で指標として使用することには慎重になるべきではないか、との
指摘があった。
RRS(Rapid Response System)を行っている病院では、SOFAスコアが上がる手
前の人をICUで管理することによって、あがらないようにしている。SOFAスコ
アの導入に反対ではないが、こうした取り組みも考慮して慎重な検討が必要、との指
摘があった。
2-2.ハイケアユニット入院医療管理料の重症度、医療・看護必要度について
(別添資料① P79~P93)
ICUを併設しないHCUは、ICUを併設するHCUよりも、「点滴ライン同時3本
以上の管理」及び「人工呼吸器の管理」の該当割合が高く、「動脈圧測定」の該当割合
が低く、必要度基準の該当患者割合は高かった。
HCUの入室経路の内訳は施設によってばらつきが大きいが、ハイケアユニット入院
医療管理料1においては、いずれの入室経路でも、ICUを併設しないHCUにおい
て必要度基準の該当患者割合が高かった。
入室したときの状態や、手術実施の有無によらず、「心電図モニターの管理」及び「輸
液ポンプの管理」の項目はほぼ全ての患者で該当していた。
ICUを併設するHCUのうち入室後の重症化率が高い群と低い群の比較では、「心電
図モニターの管理」及び「輸液ポンプの管理」はいずれも該当割合が高く差が見られ
なかったが、重症化率の高い群では「創傷処置」、「人工呼吸器の管理」及び「特殊な
治療法等」の該当割合が高く、重症化率の低い群では「呼吸ケア」、「点滴ライン同時
3本以上の管理」及び「動脈圧測定」の該当割合が高かった。
人工呼吸器やECMOの使用、血管作動薬の使用等、常時監視の必要性が高い治療を
行っている割合の高いHCUと低いHCUの比較では、「心電図モニターの管理」及び
「輸液ポンプの管理」は該当割合が高く、これらの項目と「呼吸ケア」は2群間で差
が見られなかった。
ICU併設の有無や病床規模、入室経路によらず、A得点3点以上の患者は、ほぼ全
てB得点4点以上となっていた。
「心電図モニターの管理」や「輸液ポンプの管理」は患者の状態や入室経路によらず
ほぼ全ての患者に該当しており、重症度等を評価する観点からは項目として不要では
ないかとの指摘があった。

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