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参考資料4_今後のがん研究のあり方について(報告書)(平成 25 年8月) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35452.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第15回 9/27)《厚生労働省》
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含む標準治療開発のための臨床研究
ⅳ 高齢者に特有の機能補完など再生医療を組み込んだ研究
③難治性がんに関する研究
がん患者全体の5年生存率が約60%と改善してきた一方で、膵がんをはじ
めとする難治性がんの治療成績向上は喫緊の課題である。適応外薬や未承認薬
の開発ラグの解消をめざした研究の推進とともに、日本発の治療開発をめざし
た研究を強力に推進する必要がある。また、早期発見が困難であることから難
治となっているがんについては、がんの存在診断のための革新的技術を開発す
るとともに、現在克服できていない転移・再発したがんを克服するための第一
歩として、浸潤・転移といったがんの特性を解明する研究をさらに推進するこ
とが求められる。
(具体的研究事項)
ⅰ 難治性がんに対する、適応外薬や未承認薬の実用化をめざした臨床研究
ⅱ 効果的な治療法が開発されていない難治性がんに対する新規治療開発研究
ⅲ 現在早期発見が困難ながんの早期発見をめざした革新的なバイオマーカー
や高度画像診断等、がんの存在診断の開発研究
ⅳ 転移・再発といったがんの特性に着目した新規治療の開発研究
④希少がん等に関する研究
これまで患者数の多い5大がん等を中心に研究資源が投下されてきたが、今後
は民間主導の研究開発が進みにくい、肉腫、悪性脳腫瘍、口腔がん、成人T細
胞白血病などをはじめとする希少がんについても、適応外薬や未承認薬の開発
ラグの解消をめざした研究を含む治療開発に、積極的に取り組む必要がある。
また、がん発生の国民性の違いを考慮し、日本をはじめとするアジアに多いが
んの研究について積極的に取り組む必要がある。さらに、希少がんを対象とし
た情報集積基盤を最大限活用し、個々のがん種に着目した研究開発を推進する
ことが重要である。その際、こうした希少がん研究により得られる知見が、他
の多くのがん種に対しても適応可能である可能性に留意することも重要である。

(具体的研究事項)
ⅰ 希少がんに対する適応外薬や未承認薬の実用化をめざした臨床研究
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