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参考資料4_今後のがん研究のあり方について(報告書)(平成 25 年8月) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35452.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第15回 9/27)《厚生労働省》
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(7)充実したサバイバーシップを実現する社会の構築をめざした研究
充実したがんのサバイバーシップを実現する社会を構築するためには、がん
患者をはじめ、家族、医療者、一般市民を含む国民全体を対象とし、精神心理
的不調を含めた様々な問題と、その原因や関連要因になり得る社会的要因にも
着目し、その是正をめざした研究や再発予防、合併症予防を含めたがん患者の
健康増進に関する研究が求められる。また、国民が、がんの疫学や予防、診断、
治療等に対する正しい知識を持つためには、がん教育のあり方に関する研究や
がんに関する国民への情報提供と相談支援のあり方に関する研究を、より一層
推進するべきである。

(具体的研究事項)
ⅰ がん患者とその家族の健康維持増進と精神心理的、社会的問題に関する研

ⅱ 緩和ケアや在宅医療、標準治療の普及、医療資源の適正配置等を含むがん
医療提供体制のあり方に関する研究
ⅲ 国民に対するがん教育を含めたがんに関する情報提供と相談支援に関する
研究

(8)がん対策の効果的な推進と評価に関する研究
予防・早期発見・診断・治療に関して有効性を示すエビデンスが既に十分に
ある対策が、必ずしもプラクティスとして普及しておらず、このギャップを埋
めるための研究が必要である。
がんの予防や早期発見による根治を実現するためには、革新的な予防法や検
診手法の開発のみならず、自分自身で健康を護るための国民の行動変容を促す
ことが必要である。そのためには、科学的根拠に基づくリスク層別化を組み込
んだがんの予防・検診ガイドラインの策定等を含め、国民が適切な情報を基に
正しく判断し、実践することができる社会環境のあり方に関する研究が求めら
れる。
医療提供体制に関しては、がん医療の均てん化とともに、高齢化社会におけ
る在宅医療や緩和ケア等のあり方等、医療資源の適正配置に関する研究等が一
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