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【資料3】日本ケアテック協会 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35427.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第226回 10/2)《厚生労働省》
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IoTによるモニタリングの効果等(3/4)
※ 株式会社パナソニックの例
⾼齢者IoT事業の概要

実証の具体的な取組み

21

l 「IoTモニタリング機能」を活⽤し、基本ケアの実践を通じて、利⽤者の⾃⽴支援/重度化防⽌につなげる

名称:品川区令和3 年度委託事業「 IoTを 活⽤し たケア マ ネジ メ ン ト 向上⽀援事業」



●推進体制

●事業⽬的:ケアマネジメントの質向上による
要介護⾼齢者のQOL向上

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IoTセン サを 設置

⽣活⾏動を 把握



根拠を 持っ て
プラ ン 提案



⾃⽴支援/重度化防⽌

実証

●事業内容:① “デジ タ ル・ ケア マ ネジ メ ン ト ”ツ ールを
活⽤し ケア マ ネジ メ ン ト を 実践する
(パナソニック社提供)

IoT機器
データ収集

利⽤者
医師
多職







飲食

・ 夜間のト イ レ が多
いと いう 主訴は確か
だな 。

ケアマネジメント
データ提供
分析支援

要介護⾼齢者の
健やかな 毎⽇を 実現
(元気で在宅を継続)

・ 睡眠不⾜だから 、
⽇中に運動で き な い
のかも し れな いな 。






サービス
事業者

協⼒ケアマネジャ ー

評価

●事業件数:約15件

外出
データ蓄積
分析

ご家族

②ケア マ ネジ メ ン ト の質向上に関する
評価検証を ⾏う
(医系⼤学の監修にて実施)

ご利⽤者の
状態改善



事実を 掴み、
⽀援を 変え る

育成・支援

●事業期間:2021年度(2022年3⽉末まで)

品川区介護⽀援専⾨員連絡協議会

ケアマネジメント標準化

睡眠

排泄
品川区

⾼齢者福祉課

「 利⽤者宅の間取り 」 と 「 ⽀援内容」 に
合わせ、 オーダーメ イ ド 仕様

「デジタル・ケアマネジメント」の機能

概念

Ø
Ø

基本ケア
疾患別ケア

評価指標:
・本⼈の状態
・本⼈QOL
・家族QOL

セン サロ グから おおよ その⽣活⾏動を 推定

事例と結果

23

24

Ø 4事例ともに、本⼈の状態が「改善傾向にある」と専門職による評価あり、本⼈・家族のQOLも同様

「デジタル・ケアマネジメント」ツール

実証開発中

Ø ご利⽤者本⼈・家族によるセルフケアが奏功→給付費適正化の可能性
機能 1

IoTモニタ リ ン グ機能

ケアプラ ン ⾃⼰点検機能

機能 2

■事例概要と 結果
改善傾向と評価された割合

厚生労働省 ⽼⼈保健健康増進等事業

根拠のある ケア を
データ に基づいて マ ネジ メ ン ト する

「 適切な ケア マネジ メ ン ト ⼿法の策定」 報告書に基づき
「 ⾃⽴⽀援/重度化防⽌ケア プ ラ ン 」 を確認・導出できる

1 . セン サー検知
トイレ内に⼊った

基本ケア

2 . 意味付け
排泄があった

⼈感センサー

尿便は混在で把握
精度は順次アップデート予定

3 . 分析
1⽇の排泄回数推移
多い⇒排泄トラブル?
少ない⇒脱水懸念?

⾃⽴支援・重度化防⽌

在宅生活の継続







W eb 画⾯
で 確認

1⽇

2⽇

31⽇

メリット :
⾒え にく い⽣活実態を 正し く 把握で き


要介護要因の主要疾

・脳⾎管疾患
・⼤腿⾻頸部⾻折
(順次、拡⼤)

疾患別
・ 期別
のケ ア


基本ケア

⾼齢者の機能・
生理から
共通的な内容

⽅針

※1




基本情報

結果

10項⽬

本⼈の
状態※2

本⼈
QOL

家族
QOL

※3

※4

事例1 が改善し たポイ ン ト
⽣活を 整え る こ と で
排泄課題が解消
( 家族関係も 改善)

支援内容⼀覧

1
体調
管理の 2
支援
3
4
5
セルフ
ケアの 6
支援
7
8
社会 9
参加
1
の支援
0

⽇常的に水分が摂れるようにすることの支援

水分

食事から栄養が摂れるようにすることの支援

栄養

⼝腔内を衛生的な状況に保つことの支援

⼝腔衛生

排泄が適切に⾏われるようにするための支援

84歳、要介護1、家族同居
脳⾎管疾患、
脳⾎管性認知症

排泄ト ラ ブ ル解消で
介護負担を 軽減

70%

100%

100%



86歳、要介護1、独居、
フ レ イ ル懸念

課題の発⾒で、
当初の⾒⽴てが変化

24%

56%

78%



83歳、要介護2、⽇中独
居、
転倒・ ⾻折⼊院繰り 返し

データから本⼈の意
欲を⾒つけ声掛け、
調理⾃⽴へ

50%

94%

50%

86歳、要介護1、独居、
M CI( 軽度認知障害)

服薬達成率9割超え、
⾃⽴の可能性を発⾒

61%

(支援内容案)


排泄が適切に ⾏われる
よ う に する た めの⽀援

排便リ ズムが
整っ た

排泄

昼夜逆転がなく、生活のリズムに乱れがない 生活リズム
(睡眠)
ことの支援
コミュニ

コミュニケーションの支援

ケアプラン



服薬

処⽅された薬の管理と服薬の支援

ケーショ


全⾝を衛生的な状況に保つことの支援

清潔



現在と今後の介護⼒に無理がないように
することの支援

介護⼒

本⼈の役割を創出することの支援

役割

メ リ ッ ト : ⽀援内容の抜け漏れを な く せる

給付適正化の
可能性
が発⾒で き た

2 ⽇常的に ⽔分が摂れる
よ う に する こ と の⽀援

83%

⽔分摂取が進んだ

①デイ サービ ス
回数減
②在宅⽣活の継続

89%


※1 ︓地域の医療介護の専⾨職種代表者およびケアマネジャー( 1 8 名) による実証3 か⽉後の状態に関する評価。
各項⽬に関して、「改善傾向」「維持傾向」「悪化傾向」「判断不可」の4 択のうち、「改善傾向」を選択した⼈の割合
※2 ︓「本⼈の状態」に関して、「体調管理⾯」「AD L( ⽇常⽣活動作) /I AD L( ⼿段的⽇常⽣活動作) ⾯」「疾患⾯」の3 側⾯から、評価した平均値
※3 ︓「本⼈のQ O L」に関して、意欲向上等の有無を評価した平均値
※4 ︓「家族のQ O L」に関して、負担軽減等の有無を評価した平均値

※ 本頁は参考事例を提示するものであり、個別の企業の製品を勧めるものではなく、また本資料の提案は日本ケアテック協会からの意見であり、掲載企業からの提案内容ではない。

本⼈の 役割を 創出
する こ と の⽀援

歩数測定が
⽇課にな り
活動量が増加

セルフケアで
実現できた!

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