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参考資料3 薬局薬剤師に関する基礎資料 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24389.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第2回 3/10)《厚生労働省》
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薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン
○ 特に安全管理が必要な医薬品(ハイリスク薬)の薬学的管理指導について、日本薬剤師会が業務ガイド
ラインを作成している。
○ 当該ガイドラインでは、薬効群ごとに薬学的管理指導のポイントが簡潔にまとめられている(共有事項+個
別薬効群ごとの確認項目)。
ハイリスク薬の定義等

ハイリスク薬の薬学的管理指導

①投与量等に注意が必要な医薬品
②休薬期間の設けられている医薬品や服薬期
間の管理が必要な医薬品
③併用禁忌や多くの薬剤との相互作用に注意
を要する医薬品
④特定の疾病や妊婦等に禁忌である医薬品
⑤重篤な副作用回避のために、定期的な検
査が必要な医薬品

 共通事項
1)患者への処方内容(薬剤名、用法・用量、投与期間、休薬期間等)の確認
2)服用患者のアドヒアランスの確認(飲み忘れ時の対応を含む)
3)副作用モニタリング及び重篤な副作用発生時の対処方法の教育
4)効果の確認(適正な用量、可能な場合の検査値のモニター)
5)一般用医薬品やサプリメント等を含め、併用薬及び食事との相互作用の確認

ハイリスク薬の具体例
抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、血液凝固阻阻
止剤、精神神経用剤、糖尿病用剤等

 個別薬効群ごとの確認項目 (例)糖尿病用剤
1)患者に対する処方内容(薬剤名、用法・用量等)の確認
2)服用患者のアドヒアランスの確認(Sick Day時の対処法の指導)
3)副作用モニタリング及び重篤な副作用発生時の対処方法の教育(低血糖及
び低血糖状態出現時の自覚症状とその対処法の指導)
4)効果の確認(適正な用量、可能な場合の検査値(HbA1cや血糖値)のモ
ニター)
5)一般用医薬品やサプリメント等を含め、併用薬及び食事との相互作用の確認
6)注射手技の確認(薬剤の保管方法、空打ちの意義、投与部位等)、注射
針の取り扱い方法についての指導

出典:薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン(第2版)(平成23年4月15日 日本薬剤師会)

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