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入-2 2.診療情報・指標等作業グループからの最終報告について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》
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短期滞在手術等基本料の患者は、地域包括ケア病棟の指標を計算する際には、
対象から除外することも考えられるのではないか。
(2)回復期リハビリテーション病棟におけるFIMの評価について
① 回復期リハビリテーション病棟の施設基準に係る診療実績について
〇 回復期リハビリテーション病棟入院料は、脳血管疾患又は大腿骨頸部骨折な
どの患者に対して、ADLの向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的と
したリハビリテーションを集中的に行う病棟である。
○ 平成 26 年以降、入棟時FIMは年々低下傾向である。(P131)
○ 入退棟時のFIM、バーセルインデックス及びADLスコアについて年次推
移を比較したところ、ADLスコアにおいても低下傾向を認める。(P132~
134)
○ 回復期リハビリテーション病棟において、発症から7日以内の転棟患者と発
症後 61 日以上経過してからの転棟患者の割合が増加傾向であり、それらの転
棟患者は入棟時FIMが低い傾向にある。(P135~137)
○ 1日あたり提供リハビリテーション単位数について、脳血管疾患リハビリテ
ーションが運動器リハビリテーション、廃用症候群リハビリテーションと比
較して1日あたり6単位以上提供されている割合が高かった。(P138)
○ リハビリテーションの提供単位数と運動FIMの変化について、入棟時の運
動FIMに着目して分析をすると、全ての疾患で入棟時FIMが 76 点以上の
患者についてはFIMの変化が小さい傾向にあった。また、運動器疾患におい
ては、1日あたりの平均リハビリテーション提供単位数が「6単位以上7単位
未満」、
「7単位以上8単位未満」
「8単位以上9単位未満」の患者の運動FI
Mについて、リハビリテーション提供単位数の増加に伴う明らかな改善はな
かった。(P139~142)
○ データ提出加算では、FIMについて入退棟時の点数を提出するように求め
ている。一方で、FIMの変化の大きさは時期によって異なることを示す報告
もあった。(P143,144)
○ 体制強化加算1の届出がある医療機関は届出のない医療機関と比較し、入退
棟時のFIMの差がやや大きくなっており、提供リハビリテーション単位数
が多く、平均在院日数が長かった。また、体制強化加算2の届出がある医療機
関は届出のない医療機関と比較し、入退棟時のFIMに大きな差が無かった。
(P145,146)
② 分析結果に関する主な意見
〇 運動器疾患に対するリハビリテーションについて、実施単位数に応じた評価
について検討が必要である。
○ 回復期リハビリテーション病棟におけるデータ提出加算の提出データ項目
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