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入-2 2.診療情報・指標等作業グループからの最終報告について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》
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 1入院当たりの出来高換算点数は高いが、入院料及びリハビリテーション
を除いた1日当たりの医療資源投入量は急性期一般入院料2及び急性期
一般入院料4と同程度に低かった。(P65,66)
 75 歳以上の患者の退院先について、家庭への退院の割合が低く、また、介
護老人保健施設、介護老人福祉施設、社会福祉施設等への入所の割合及び
死亡の割合が高かった。(P67)


分析結果に関する主な意見
○ 急性期医療を必要とする患者に対する医療・看護を適切に評価する観点か
ら、A項目のうち「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」につい
ては、日数の短縮化や、5日間の中でも入院後日数によって重みづけするこ
とが考えらえるのではないか。
○ 急性期医療における重点的な医療・看護を評価する観点及び早期の経口摂
取開始の取組を推進する観点から、
「注射薬剤3種類以上の管理」の対象薬剤
や上限日数とともに、初期を重点的に評価することについて検討すべきでは
ないか。
○ 評価負担の軽減や評価基準の平準化のため、
「呼吸ケア」や「創傷処置」の
項目については、評価基準を必要度Ⅱに統一すべきではないか。その際、正
確な評価のため、治療室用の重症度、医療・看護必要度の場合も含め、算定
の対象とならない診療報酬上の項目についても、業務負担に配慮しつつ、E
Fファイル等に入力することを検討してはどうか。


急性期医療における適切なケアを評価する観点から、
「創傷処置」に該当す
る診療行為から重度褥瘡処置の実施は削除すべきではないか。
○ 外来での実施率が高い化学療法について外来での実施を推進する観点から、
「抗悪性腫瘍剤の使用(注射剤のみ)」及び「抗悪性腫瘍剤の内服の管理」に
ついて必要な見直しを行うべきではないか。
○ 急性期の医療ニーズに着目した評価体系とする観点からは、7対1病棟の
必要度基準においてB項目は適さないのではないか。ただし、 B項目を必要
度基準に用いない場合においても、ADLの改善状況等の把握のため、測定
自体は継続すべきではないか。
○ ADLが低下した患者等へのケアに対する評価のためにB項目を評価基準
に残す場合においても、治療に伴って低下したADLの改善等が適切に評価

できるよう、項目の追加や評価方法の見直しについて今後検討すべきではな
いか。
○ 特定機能病院入院基本料や急性期一般入院料1において、基準1(A得点2
点以上かつB得点3点以上)のみにより必要度基準に該当する場合は、
「専門
的な治療・処置」によりA得点2点となっている場合が多いことも踏まえ、
こうした患者のうち急性期医療が必要な患者が引き続き必要度基準に該当
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