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05 参考資料1-2 13価肺炎球菌コンジュゲートワクチン(成人用)ファクトシート (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36630.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第22回 12/1)《厚生労働省》
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3.予防接種スケジュール
(1)成人における PCV の接種
英国において、肺炎球菌ワクチン未接種の 50~59 歳、60~69 歳および 70 歳〜81 歳のグ
ループにおいて血清特異的 IgG 濃度を測定した成績では、PCV7 を接種した場合、3血清型に
おいて PPSV23 より優れた免疫原性が確認されている(35)。
一方、わが国の肺炎球菌ワクチン未接種の 50〜64 歳の成人と 65 歳以上の高齢者に対する
PCV13 単回接種の血清オプソニン活性の比較検討では、65 歳以上の高齢者が、50〜64 歳の成
人より高かった(32)
(2)PCV13-PPSV23 の連続接種とその接種間隔について
PCV13 と PPSV23 の追加接種の間隔について、PCV13 接種後 6 か月~4 年以内に PPSV23 を追
加接種した場合にその安全性と両ワクチンに共通な血清型特異抗体のブースター効果が確
認されている(30-34)。この PCV7 と PPSV23 の接種間隔を 55 歳〜70 歳の成人において、2 ヶ
月と 6 ヶ月で比較した場合、免疫応答は同等であったが、副反応の頻度が接種間隔 2 ヶ月の
場合で有意に多かった(37)。
米国 ACIP は 2014 年 9 月に PCV13 と PPSV23 の接種に関して、
以下のように推奨した(44)。
65 歳以上の肺炎球菌ワクチン未接種者は、PCV13 を接種し、その 6〜12 か月後に
PPSV23 を接種する
65 歳以上で 1 回以上の PPSV23 接種歴のある者は、直近の PPSV23 接種から少なくと
も 1 年の間隔をおいて PCV13 を接種する
65 歳以前に PPSV23 の接種歴のある者は、直近の PPSV23 接種から 1 年後に PCV13
を接種し、PCV13 接種の 6〜12 か月後に PPSV23 を接種する
その後、2015 年 6 月に米国 ACIP は 65 歳以上の肺炎球菌ワクチン未接種者の PCV13 接種と
その後の PPSV23 接種期間を少なくとも 1 年以上にすべきとした(50)。
(3)PPSV23 接種後の PCV13 の接種間隔について
PPSV23 接種後の PCV13 追加接種について、PCV13 追加接種によって先行する PPSV23 接種
後以上の免疫応答は得られないものの、1 年の間隔が保たれれば、その安全性には問題が無
いことが確認されている(34)。

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