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資料1 訪問系サービスなどへの従事について (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37455.html
出典情報 外国人介護人材の業務の在り方に関する検討会(第4回 1/22)《厚生労働省》
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巡回訪問等で把握した訪問系サービス従事に当たっての主な課題と対応
○ EPA介護福祉士が訪問系サービスに従事するに当たって、国際厚生事業団が実施している巡回訪問等で把握した課題に
ついては以下のとおり。
○ 多くの問題は外国人特有の問題ではないことが明らかであるが、コミュニケーションの問題やハラスメント等の相談が
あげられていたところ、国際厚生事業団の助言のもと、現場では以下のとおり対応いただいている。
国際厚生事業団が実施している巡回訪問等で把握した訪問系サービス従事に当たって主な課題


利用者とのコミュニケーションに関する課題
自立支援の考え方に基づくサービス提供や利用者の状況に応じた柔軟な対応等を求められるが、文化・風習の違いにより難しい場合
や、外国人に偏見を持つ認知症の利用者からハラスメントへの対応についての相談がある。



記録業務に対する課題
日本人職員と比較して、日本語能力等により記録作成に時間を要することがあるとの相談がある。



利用者宅への訪問に係る移動手段の課題
利用者宅への訪問を行うため、自動車等での移動が求められることが多いが、運転そのものを敬遠する外国人職員への対応や、運転
免許の取得について、ハードルが高いとの相談がある。

主な課題に対する国際厚生事業団の助言・指導等の対応および結果


コミュニケーションに関する問題については、外国人職員に対して、まずは、サービス提供責任者やケアマネジャーの計画に基
づいたサービスを提供することを土台にした上で、自立支援の観点でサービスを行うことを心がけることを助言し、受入機関の教育
担当者等に対して当該外国人職員へのメンタル面サポートが重要であることを助言し、ケアを行った。



記録業務については、日本人職員においても業務開始当初は難しいことを念頭に、EPA介護福祉士候補者として就労していたこと
から、一定の専門性や日本語能力等の基礎的な能力を有していることから、OJT等によって徐々に理解させることが重要であること
を助言し、施設側の理解を得た結果、徐々に当該外国人職員の記録業務も円滑に進むようになった。



運転等については、個人の能力や希望によることが多いことから、受入事業所に対して外国人介護人材の業務上の希望や課題につ
いて聴取したうえで検討を行うように助言。その結果、自動車等による移動が不要となる高齢者住まい向け住宅に併設している訪問
介護業務へ配置転換を行った。



記載内容は、国際厚生事業団が訪問系サービスに従事させているEPA介護福祉士の受入事業所等に対して巡回訪問等の際に聞き取った内容を元に厚生労働省社会・援護局
福祉基盤課福祉人材確保対策室が作成。

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