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別紙3○先進医療Aに係る新規技術の科学的評価等について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00066.html
出典情報 先進医療会議(第129回 2/8)《厚生労働省》
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技術名:Circulating tumor DNAを指標とした微小遺残腫瘍評価
概要
:血液中に存在する腫瘍由来のDNA (Circulating tumor DNA:ctDNA)を検出することができる技術である
対象疾患
:切除可能食道扁平上皮癌
患者選択基準:臨床病期cStage I、II、III、IVA(T4を除く)、IVB(鎖骨上リンパ節のみ許容)

概要図

対象症例:切除可能進行食道癌

腫瘍由来の遺伝子変異

がん遺伝子パネル検査“Rapid-Neo”
(145遺伝子)

原発巣

Circulating tumor DNA (ctDNA)
腫瘍由来と非腫瘍由来(クローン
性造血等)を含む遺伝子変異

ctDNA解析で、腫瘍由来の遺伝子変異と同一の
変異を認める場合にctDNA(+)と定義

AVENIO ctDNA Analysis
(77遺伝子)

血漿

術後早期のctDNAの有無が鋭敏な再発予測システム
プログラム医療機器:「AVENIO ctDNA Assay System」は下記で構成されるアッセイシステムである

Y, Matsuda S, Kawakubo H, et al.
となり得ることが示唆された Morimoto
Ann Surg Oncol 2023;30:3747-56..

がん患者の血漿検体から抽出したctDNAにおけるパネル遺伝子の変異情報を包括的ゲノムプロファイリングとして同定することができる。

本システムでの解析対象遺伝子(77遺伝子)

前処理試薬 「AVENIO ctDNA Expanded Kit」
固形がんの患者の血漿からの包括的ゲノムプロファイリ
ングを行うための遺伝子パネルキットである。計77遺伝
子を解析対象としている。このキットにはセルフリーDNA
抽出用試薬、ライブラリ調製試薬、ターゲット遺伝子濃
縮用試薬が含まれている。

「NextSeq 550システム」

解析システム「アベニオ Oncology Assay 解析システム(仮称)」

専用サーバーとそれにインストールされた専用ソフトウェアで構成さ
れる。AVENIO ctDNA Expanded Kitで調製した検体はIllumina社の
NextSeq 550システムでシークエンシングを行い、この専用システム
でパネル遺伝子の変異情報の解析を行う。

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