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【参考資料2】検討を要する福祉用具の種目について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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R3-2

分類4

④認知機能測定・訓
練機器

福祉用具の検討内容 ■

新規種目・種類

要件1.要介護者等の自立の促進又は介助者の負担の軽減を図るもの
【有効性】
○利用対象者が明確である。
○主たる使用場面が示され
ている。
○自立の促進又は介助者の
負担の軽減の効果が示され
ている。
○実証データを示している。
・対象 ・方法
・指標 ・結果
・結果に基づいた提案と
なっている。
※機能訓練の効果について
は、心身機能に関する効果
のみではなく、活動や参加
に資するものを示している
こと。

□その他

高齢者が約3600万人になり、その内4人に1人が認知症または予備群といわれてる現在、○○大学と共同開発した、認
知機能の測定及び訓練ができる本機器により、今まで用いられてきたトレイルメーキングテストとペグを用いる事によ
り、認知機能の状況が把握でき、ペグを指先で掴み指定の場所に入れる事により脳を刺激し、楽しく自主訓練になる。
また複数のモードにより、認知機能の把握が出来、結果をパソコンにその結果データを取込める事を通して、経過的
な把握ができ、高齢者以外でも利用できる。

Ⅰ.介護保険制度における福祉用具の範囲
検討の視点

□ 拡充・変更

提案の概要

※「提案の概要」は提案者の記載を転記。

※利用安全性を含む

委員の意見

〇利用対象者
・要介護者(要介護度の記載なし)
・軽度認知障害(MCI)

○利用対象者が明確に示されていないのではないか。
○対象者自身が自主訓練として「取扱説明書」を理解し、興味
を持って恒久的に取組めるかについて、疑問がある。

○使用場面
・認知機能の測定及び訓練

○日常的に認知機能を測定する必要性は通常考えられないので
はないか。
○デイサービス等、職員や支援者がいる場面での活用ではない
か。

○利用効果
(1)パソコンに接続し、複数人・複数回のデータが取り込め、
認知機能の状況が把握できる。
(2)ペグを指先で掴み指定の場所に入れる事により脳を刺激し、
自主訓練につながる。
(3)継続的な利用により、IADLやQOLの向上につながる。
○エビデンスデータ
・調査結果
■利用効果(1)について
引用文献:パフォーマンステストである認知機能評価法
Trail Making Peg test(TMP)の妥当性と信頼性
の検討(日本老年医学会雑誌 2015;52:71-78)
【対象】
①妥当性について
・632名(73.3±5.2歳)
※2009年~2012年にかけてK市で開催された健診事業に
参加した660名のうちの632名(除外者28名)。
②信頼性について
・319名
※2009年~2013年にかけて、2年以上続けて前述の健診
事業への参加者

○認知機能を評価する測定器及び訓練ツールだが、自立促進や
介助者負担軽減の効果は示されていない。

○在宅高齢者の活動や参加を促し、自立助長の効果を示すデー
タが必要ではないか。

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