よむ、つかう、まなぶ。
【参考資料2】検討を要する福祉用具の種目について (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
【有効性】
○利用対象者が明確であ
る。
○主たる使用場面が示さ
れ
ている。
○自立の促進又は介助者
の負担の軽減の効果が示
されている。
○実証データを示してい
る。
・対象 ・方法
・指標 ・結果
・結果に基づいた提案
となっている。
※機能訓練の効果につい
ては、心身機能に関する
効果のみではなく、活動
や参加に資するものを示
していること。
【方法】
①妥当性について
・ファイブ・コグ検査(認知機能評価として十分な妥当性と信頼性を有
する)と、TMPとのPearsonの積率相関係数を算出。
・認知機能低下者を把握するための基準となるカットオフ値を求めるた
め、ROC解析を用いた。
②信頼性について
・2年分の測定結果について級内相関係数を算出。
【結果】
・TMPとファイブ・コグ検査のすべての項目において有意な関連
(P<0.05)が認められ、TMPは、認知機能評価法として、妥当性と
信頼性を十分有することが確認された。
※追加文献:「高齢者の認知機能を評価する新パフォーマンス
テスト“トレイルメイキングペグテスト”の提案」
■利用効果(2)について
引用文献:「高齢者が独りでできる“簡単・楽しい”認知機能検査・
訓練機器の臨床・実証試験」
【対象】
・地域在住高齢者30名(男女15名ずつ)
平均年齢:73.0±4.8歳
【方法】
・介入期間:8週間
・トレーニング内容:A(数字)、B(数字とひらがなの混合)、
C(30秒抜き差し)、F(選択的注意)、M(記憶)、
V(動体視力)の各モードを毎日実践するように求めた。
・前後の認知機能(指標:探索的注意機能・作業記憶:Trail Making
Test (TMT) part A, B、注意機能:文字位置照合課題、
記憶力:手がかり再生課題、視空間認知能力:時計描画課題、
言語流暢性:動物名想起課題、論理的思考力:類似課題、認知機能
全般:ファイブ・コグ検査中の前記認知課題、手指の巧緻性:ペグ
移動テスト、運動課題)を測定。
【結果】
・実施率 3.9日±2.1日/週の頻度
・トレーニング期間前後の認知機能測定値の合計得点
TMT part B(19.7%)、手がかり再生課題(19.6%)、
動物名想起課題(8.8%)及び全指標合計得点(6.1%)において
有意な向上が見られた。
・各人のトレーニング期間前後について比較
23名(76.7%)において得点が向上、1名が変化なし、6名が低下。
・8週間の学習効果も影響していることは否めないが、トレーニン
グ前後の認知機能が向上したことは、当該機器の強み。
○この製品(訓練を行うこと)で、利用者の自立の促進お
よび介護者の負担軽減につながるというデータを在宅で、
使用前、使用後、あるいは使用者、非使用者の比較を統計
的に定量データで示す必要がある。
20
○利用対象者が明確であ
る。
○主たる使用場面が示さ
れ
ている。
○自立の促進又は介助者
の負担の軽減の効果が示
されている。
○実証データを示してい
る。
・対象 ・方法
・指標 ・結果
・結果に基づいた提案
となっている。
※機能訓練の効果につい
ては、心身機能に関する
効果のみではなく、活動
や参加に資するものを示
していること。
【方法】
①妥当性について
・ファイブ・コグ検査(認知機能評価として十分な妥当性と信頼性を有
する)と、TMPとのPearsonの積率相関係数を算出。
・認知機能低下者を把握するための基準となるカットオフ値を求めるた
め、ROC解析を用いた。
②信頼性について
・2年分の測定結果について級内相関係数を算出。
【結果】
・TMPとファイブ・コグ検査のすべての項目において有意な関連
(P<0.05)が認められ、TMPは、認知機能評価法として、妥当性と
信頼性を十分有することが確認された。
※追加文献:「高齢者の認知機能を評価する新パフォーマンス
テスト“トレイルメイキングペグテスト”の提案」
■利用効果(2)について
引用文献:「高齢者が独りでできる“簡単・楽しい”認知機能検査・
訓練機器の臨床・実証試験」
【対象】
・地域在住高齢者30名(男女15名ずつ)
平均年齢:73.0±4.8歳
【方法】
・介入期間:8週間
・トレーニング内容:A(数字)、B(数字とひらがなの混合)、
C(30秒抜き差し)、F(選択的注意)、M(記憶)、
V(動体視力)の各モードを毎日実践するように求めた。
・前後の認知機能(指標:探索的注意機能・作業記憶:Trail Making
Test (TMT) part A, B、注意機能:文字位置照合課題、
記憶力:手がかり再生課題、視空間認知能力:時計描画課題、
言語流暢性:動物名想起課題、論理的思考力:類似課題、認知機能
全般:ファイブ・コグ検査中の前記認知課題、手指の巧緻性:ペグ
移動テスト、運動課題)を測定。
【結果】
・実施率 3.9日±2.1日/週の頻度
・トレーニング期間前後の認知機能測定値の合計得点
TMT part B(19.7%)、手がかり再生課題(19.6%)、
動物名想起課題(8.8%)及び全指標合計得点(6.1%)において
有意な向上が見られた。
・各人のトレーニング期間前後について比較
23名(76.7%)において得点が向上、1名が変化なし、6名が低下。
・8週間の学習効果も影響していることは否めないが、トレーニン
グ前後の認知機能が向上したことは、当該機器の強み。
○この製品(訓練を行うこと)で、利用者の自立の促進お
よび介護者の負担軽減につながるというデータを在宅で、
使用前、使用後、あるいは使用者、非使用者の比較を統計
的に定量データで示す必要がある。
20