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06【資料3-2】ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会の報告書 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24678.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第27回 3/23)《厚生労働省》
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第3章

ワクチンの流通情報のモニタリングのあり方

3.1. モニタリングに用いられるデータの要件
ワクチンの流通情報に関しては、ワクチン流通関係者が自らの事業の実施にあたっ
て必要となるデータを保有している。ワクチンの流通情報のモニタリングにあたって
は、国がワクチンの流通情報を独自に収集するための新たな制度的スキームを設ける
ことは経済性の観点等から不合理であり、ワクチンの流通情報のモニタリングに用い
られるデータとして必要とされる要件を満たすのであれば、これらの関係者が保有す
る既存のデータを用いることが効率的である。
ワクチンの流通情報のモニタリングに用いられるデータとして必要とされる要件は
図表 3-1 のとおりである。
図表 3-1 モニタリングに用いられるデータの要件
要件

説明

データを継続的に入手 ワクチンの流通情報のモニタリングに用いるためのデ
1

可能であること(入手可 ータとして継続的に入手可能であることが必要であ
能性)

る。

データの発生から入手 ワクチンの偏在や不足の状況をタイムリーに把握する
2

までのタイムラグが短 観点から、データの発生からデータの整理・供出まで
いこと(迅速性)

3

データが正確であるこ
と(正確性)
データが全ての定期接

4

種ワクチン・全国の地域
を網羅していること(網
羅性)

5

重複や錯誤がなく、かつ、高い割合で捕捉されていて、
実際の流通情報との乖離が少ない正確なデータである
ことが必要である。
定期接種に用いられる全てのワクチンについて、地域
別の流通情報が全国的に網羅されていることが必要で
ある。

データの集計・加工が容 データが構造化・電子化され、集計・加工が容易であ
易であること(容易性) ることが必須である。
データを統合すること

6

のタイムラグが短いことが求められる。

が可能であること(統合
性)

複数のデータ保有主体のデータを統合する場合、デー
タ保有主体間でデータ項目が標準化され、データを統
合できるようになっていること、又は入手時点で既に
統合されていることが必要である。

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