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06【資料3-2】ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会の報告書 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24678.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第27回 3/23)《厚生労働省》
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(2) データ更新頻度
データの更新頻度については、ワクチンの偏在や不足が生じた場合、早期に対応を
取る必要があることから、定期的にデータが更新されることが望ましいと考えられ
る。データの更新頻度の単位としては、日次単位、週次単位、月次単位が想定される
が、可能な限り短い周期でデータの更新が行われることが望ましい。一方で、日次で
データの更新を行うと、モニタリングのデータの解釈が困難になる恐れがある。ま
た、データの更新間隔が短過ぎると、そのデータを処理する行政機関やシステムへの
負荷が大きくなることも懸念される(図表 4-2)

これらを考慮すると、ある程度迅速にデータを把握でき、モニタリングもしやすいこ
とから、データの更新頻度として、週次単位6が適切である。
図表 4-2

データ更新頻度別の比較
データ更新頻度

日次単位

週次単位

月次単位



• よりきめ細かく対応を行

• 過去データとの比較や、

• ワクチン供給の傾向を大



うことができる可能性



迅速性の担保がある程度

まかに把握可能

可能





• ワクチン供給の傾向が把

• ―

• 月次単位では 1 か月以上

握しづらいおそれ



• データを処理する行政機



関の負担やシステムへの



負荷が大きくなる懸念

前の状況の反映となるた
め、迅速性の観点で課題

4.1. モニタリングデータの公表と活用方法
モニタリングのデータについては、公共性が高いことを踏まえ、行政関係者(国・
都道府県・市町村)のみならず、広く医療機関や国民に向けても情報を公表し、透明
性を確保すべきである。国民によるワクチンの流通情報へのアクセスは、国民の安心
感につながるだけでなく、ワクチンの買い占め等に対する抑止力にもなって、ひいて
は、ワクチンの流通の円滑化に貢献する。情報の公表にあたっては、国民がモニタリ
ングデータを閲覧することを前提として、ダッシュボード等を厚生労働省ウェブサイ

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週次は曜日、月次・四半期は日付を起点に集計されるため、集計期間にずれが生じること
には留意が必要である。また、過去データとの比較においては、週の始まりの曜日が異なる可
能性もあるため、週の定義を考慮する必要がある。

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