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06【資料3-2】ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会の報告書 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24678.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第27回 3/23)《厚生労働省》
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は容易ではない。
※ なお、一般社団法人日本医薬品卸業連合会と日本製薬工業協会が中心となって、製
造販売業者と卸売販売業者との間の医薬品受発注データ等を、ネットワークを介し
て安全かつ確実にやりとりするための医薬品業界データ交換システム(プラットホ
ーム)として、「JD-NET」が作られた。ただし、JD-NET では、やりとりされたデ
ータの蓄積・保存又は第三者への提供は行われていない。

(2) 卸売販売業者が保有している流通情報
卸売販売業者が保有しているワクチンの流通情報としては、製造販売業者(ワク
チンメーカー)からの入荷量や、医療機関別の販売実績のデータ等があり、医療機
関別の販売実績については、製造販売業者(ワクチンメーカー)に対して情報提供
が行われている。
これらのデータは概ね日次で更新されており、迅速性は確保されている。また、
これらのデータは、卸売販売業者の IR 情報等の公表情報として活用されているた
め、正確性も高い。しかしながら、各卸売販売業者で保有している流通情報は、自
社と取引のある製造販売業者(ワクチンメーカー)のワクチンに関するデータであ
って、かつ、自社として納品実績がある医療機関等に関するものに限られる。この
ため、全ての定期接種ワクチンについて全国における流通状況をモニタリングする
ためには、全国各地の卸売販売業者のデータを統合する必要がある。しかし、これ
らのデータは各社独自のシステムで管理・運用されており、納品先である医療機関
マスタ等でさえ各社独自仕様である等、業界全体としてデータの標準化はなされて
いない。したがって、全国各地の卸売販売業者が保有するデータを統合することは
容易ではない。
※なお、卸売販売業者も JD-NET を介して医薬品の受発注データのやりとりを製造販
売業者との間で実施しているが、先に記載したとおり、JD-NET ではやりとりされ
たデータの蓄積・保存又は第三者への提供は行われていない。

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