よむ、つかう、まなぶ。
06【資料3-2】ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会の報告書 (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24678.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第27回 3/23)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
3.3. モニタリングを実施する上で妥当なデータ
ワクチン流通関係者が保有している流通情報を整理した結果を比較すると、エンサ
イス社、IQVIA 社等の民間データ提供事業者が保有するデータが必要な要件を満たし
ていることから、民間データ提供事業者が保有するデータをワクチンの流通情報のモ
ニタリングに活用することが妥当であると考えられる。また、これらのデータの活用
は新しいシステムの構築を伴うものではないことから、モニタリングに要するコスト
を抑える観点からも合理的な選択肢である。
(参考)V-SYS について
国は、ワクチンの流通情報に関するシステムとして、V-SYS(ワクチン接種円滑化シ
ステム)を既に構築している。しかし、今回の目的である定期接種用ワクチンのモニ
タリングに V-SYS を活用することは困難であることを本検討会で改めて確認した。理
由は以下の通りである。
V-SYS(ワクチン接種円滑化システム)は、VRS(ワクチン接種記録システム)とと
もに、新型コロナウイルス用のワクチンを用いた予防接種の実施を支えるシステムで
あり、クラウド上において次の情報伝達・共有を行うためのものである。
・
国・都道府県・市町村がワクチン等の割当量を調整
・
卸売販売業者が割当量に基づき各医療機関等にワクチン等を配送
・
医療機関等が接種実績やワクチン在庫量を報告
V-SYS を使えば、新型コロナウイルス用のワクチンの流通情報を詳細かつ正確にリ
アルタイムで把握することが可能である。しかしながら、定期接種用のワクチンにつ
いては、国が保有している新型コロナウイルス用のワクチンと流通ルートが全く異な
っており、V-SYS を定期接種用のワクチンの分配・配送にも使用できるように改修す
ることは容易ではないことから、本検討会の目的であるワクチンの流通情報のモニタ
リングに活用することは困難である。
17
ワクチン流通関係者が保有している流通情報を整理した結果を比較すると、エンサ
イス社、IQVIA 社等の民間データ提供事業者が保有するデータが必要な要件を満たし
ていることから、民間データ提供事業者が保有するデータをワクチンの流通情報のモ
ニタリングに活用することが妥当であると考えられる。また、これらのデータの活用
は新しいシステムの構築を伴うものではないことから、モニタリングに要するコスト
を抑える観点からも合理的な選択肢である。
(参考)V-SYS について
国は、ワクチンの流通情報に関するシステムとして、V-SYS(ワクチン接種円滑化シ
ステム)を既に構築している。しかし、今回の目的である定期接種用ワクチンのモニ
タリングに V-SYS を活用することは困難であることを本検討会で改めて確認した。理
由は以下の通りである。
V-SYS(ワクチン接種円滑化システム)は、VRS(ワクチン接種記録システム)とと
もに、新型コロナウイルス用のワクチンを用いた予防接種の実施を支えるシステムで
あり、クラウド上において次の情報伝達・共有を行うためのものである。
・
国・都道府県・市町村がワクチン等の割当量を調整
・
卸売販売業者が割当量に基づき各医療機関等にワクチン等を配送
・
医療機関等が接種実績やワクチン在庫量を報告
V-SYS を使えば、新型コロナウイルス用のワクチンの流通情報を詳細かつ正確にリ
アルタイムで把握することが可能である。しかしながら、定期接種用のワクチンにつ
いては、国が保有している新型コロナウイルス用のワクチンと流通ルートが全く異な
っており、V-SYS を定期接種用のワクチンの分配・配送にも使用できるように改修す
ることは容易ではないことから、本検討会の目的であるワクチンの流通情報のモニタ
リングに活用することは困難である。
17