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議事要旨 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39968.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第84回 5/7)《厚生労働省》
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(別紙 10)

・リスクコミュニケーションの重視、PPE の確保、MCM 実用化
への包括的な支援など、今回のパンデミックで浮かび上がった
種々の課題を解決するための体系的かつ細やかな行動計画となって
いる点が評価できると感じました。
・感染拡大防止と社会経済活動のバランスを踏まえた対策の策定・
決定はどのレベルで、どのような基準で行われる見通しでしょうか。
「可能な限り科学的根拠に基づいた対策」ということは、基づかなく
てもよいとも読めます。今回のパンデミックでの経験を踏まえ、科学
的判断と政治的・総合的判断をどのように両立させるのか、いずれか
が優先される場合は、どのようなプロセスでそれが実施されるのか
につき、具体的な目安の設定と透明性の確保があるとよいと思いま
す。
・偏見・差別・誹謗中傷を許容しないことは基本的人権の尊重そのも
のであり、感染拡大を抑制することや医療従事者の士気を維持する
こと自体が目的とするものではないとの理解でよろしいでしょうか。
基本的人権の尊重の結果としてこれらの便益も得られるものと考え
ます。
・いわゆる医学的なスペシャルポピュレーションにつき、こどもと
高齢者に加え妊婦もご考慮いただければと思います。特に次のパン
デミックとして懸念されるインフルエンザでは医学的に課題となり
うるところです。
・様々な分野での人材育成が嘔われており、大切なことですが、特に
専門性が高い人材の場合に平時の雇用をどのように確保するのか、
該当者のキャリア上のインセンティブをどう付与していくのかも重
要な点かと思われます。
・平時からの感染症サーベイランスについて詳細に記されています
が、現状として参加医療機関の善意で手作業で行われている面があ
り、自動化への道筋がないと機動的な対応(対象疾患の拡大など)は
難しいのかもしれません。
・大規模臨床試験の実施につき、ワクチンのみでなく治療薬等につ
いても準備期における具体的な支援体制、環境整備の検討をお願い
できればと思います。ここもインフラや経験がないと、有事にいきな
りは実施できない部分です。
・一般医療機関(協定を締結していない医療機関)に平時の PPE の
備蓄を要請することは、財政的支援が伴わないとなかなか難しいの
かなと感じました。
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