③サーベイランス
政府行動計画のポイント
• 関係機関との連携強化を含む感染症サーベイランスの実施体制の構築や電子カルテと発生届の連携に向けた検討を進めるなどのDXの推進を行う。
• 平時から感染症サーベイランスを実施するとともに、有事には速やかに当該感染症に対する疑似症サーベイランスを開始するなど、状況に応じた感染症サー
ベイランスを実施する。
• リスク評価に基づき、全国的な感染症サーベイランス強化、感染症の特性及び流行状況を踏まえた感染症サーベイランスの対象、届出対象者の重点化や効率
化等の必要性を評価する。
準備期
•
•

感染症サーベイランスの実施体制を構築するとともに、DXを
推進する
平時からの感染症サーベイランスを実施する

①実施体制の構築
•
•

平時からの感染症サーベイランスの実施体制の構築
都道府県等への感染症サーベイランスに係る技術的な指導及
び支援や人材育成、訓練の実施

•

国内の民間検査機関を含む関係機関、外国政府、国際機関と
の情報共有・意見交換の実施

初動期
•
•

準備期からの感染症サーベイランスの継続に加えて、当
該感染症に対する疑似症サーベイランスを開始する
リスク評価に基づき感染症サーベイランス体制を強化す
る

•

リスク評価に基づく有事の感染症サーベイランスの実施
体制の整備

②有事の感染症サーベイランスの開始

•

新型インフルエンザ等の発生状況に応じた、適切な感染
症サーベイランスの実施体制の検討や見直し

•

準備期から実施するサーベイランスの継続

•

疑似症の症例定義の実施及び当該感染症に対する疑似症
サーベイランスの開始
感染症の特徴や病原体の性状等の必要な知見を得るため
の有事の感染症サーベイランスの開始

国及び都道府県等における急性呼吸器感染症の全国的な流行
情報の把握

•

•

国及び都道府県等における家きんや豚及び野生動物のインフ
ルエンザウイルスの保有状況の把握、関係者間での情報共有
体制の整備

•

訓練を通じた疑似症サーベイランスによる新型インフルエン
ザ等の早期探知の運用の習熟、感染症サーベイランスシステ
ムの管理及び改善

③リスク評価に基づく実施体制の強化
• 感染症の特徴や病原体の性状の分析、これらを踏まえた
初期段階でのリスク評価に基づく感染症サーベイランス
の実施体制の強化等の必要性の評価

有事に必要となる人員規模を検討した上での研修の実施

④DXの推進
•

電子カルテと発生届の連携の検討を進めるなどのDXの推進、
感染症サーベイランスシステム等のシステムの改善

⑤分析結果の共有
• 分析結果の都道府県等や国民等への提供・共有

•

有事の感染症サーベイランスの実施体制を整備し、流行
状況に応じた感染症サーベイランスを実施する
新型インフルエンザ等の発生状況に応じて実施体制を見
直し、適切な感染症サーベイランスの実施体制に移行す
る

①実施体制の整備、見直し

•

•

•

①有事の体制への移行判断
• 初期段階のリスク評価に基づく有事の感染症サーベイラ
ンスの実施体制への移行の判断、実施体制の整備

②平時から行うサーベイランスの実施

③人材育成及び研修の実施

対応期

④リスク評価に基づく感染症対策の判断及び実施
•

初期段階でのリスク評価に基づく感染症対策の迅速な判
断・実施

⑤感染症サーベイランスから得られた情報の共有
• 感染症発生状況などの得られた情報の都道府県等や国民
等への提供・共有

②有事の感染症サーベイランスの実施
•

都道府県等及びJIHSとの連携による、流行状況に応じた
感染症サーベイランスの実施

•

患者数や業務負担も考慮した全数把握の必要性の評価、
定点把握を含めた適切な感染症サーベイランスの実施体
制への移行

③リスク評価に基づくサーベイランス手法の検討及び実施
• リスク評価に基づくサーベイランスの強化及び重点化や
効率化の必要性の評価、必要な対応の実施・見直し
④リスク評価に基づく感染症対策の判断及び実施
• リスク評価に基づく感染症対策の迅速な判断・実施
• 流行状況やリスク評価に基づく柔軟かつ機動的な感染症
対策の切り替え
⑤感染症サーベイランスから得られた情報の共有
• 感染症発生状況などの得られた情報の都道府県等や国民
等への提供・共有

6