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資料1_今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ案 (4 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00013.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第10回 5/17)《文部科学省》
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こうした中でも効果的な実習が行われるよう、例えば、指導の全てを教員が担うの

ではなく、高年次生から低年次生へ、あるいは研修医等から学生へ指導する「屋根瓦
方式」と呼ばれる教育手法の活用や、実習の一部を関連病院を含めた地域の医療機関
等で行うことも有用である。後者の取組については、総合診療やプライマリ・ケアの
重要性の高まりも踏まえ、実習内容の洗練化とも併せて、実施週数を更に増やすこと
を積極的に検討すべきである。


これらの点に関し、診療参加型臨床実習において学生に対する良質な指導が行われ

ることを担保する観点からは、実習の指導に意欲的に携わる教員等を適切に評価する
ことが重要であり、実習の指導医も含めた医学教育を担当する教員の適切な評価につ
いて、次項において整理する。
(2) 医学教育を担当する教員の適切な評価
(教員に対するインセンティブとしての評価)


臨床実習を含む医学教育に関わる教員の業績や実績は、研究の場合における論文の

ような客観的な成果として現れにくいため、適切な評価を行うことが難しいとの指摘
もある中で、医学教育に積極的に取り組む教員に対して一定のインセンティブを付与
する観点から、効果的な対応を検討する必要がある。


例えば、昨年9月の中間取りまとめにも記載した、実習に関わる教員のうち一定の

要件を満たす者に対して「臨床実習指導医(仮)」の称号を付与するといった方策に
ついては、称号の付与を希望する者の負担の軽減にも配慮することも含めて、国は、
具体化を更に前進させていくべきである。
(大学における教育業績評価の取組例)


各大学における医学教育に係る教員評価の実例として、東京医科歯科大学において

は、臨床実習への教育貢献を評価項目に盛り込んでいる。具体的には、学生への指
導・助言等を担い、診療科ごとに若手助教等から各1名が選ばれる「クラークシッ
プ・チューター」等の担当状況も確認することとしている。


同大学では、被評価者が上長との相談の上で「教育」、「研究」、「診療」等の評価領

域を個別に重み付けして評価が行われることから、クラークシップ・チューターとな
った者は「教育」領域の重みを高めることが可能であり、評価の結果が昇給等の処遇
に反映されることとなっているため、教育面での努力に対するインセンティブとして
機能し得る仕組みとなっている。また、広島大学においても、処遇には反映されてい
ないものの、教務委員会委員の担当状況や、講義の担当状況に応じた加点を、大学全
体の教員のアクティビティのモニタリングに係るシステム上で行っている。

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