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資料1_今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ案 (9 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00013.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第10回 5/17)《文部科学省》
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を設ける例も見られる 12。このほか、大学病院における臨床研修プログラムについて、
大学病院と協力型臨床研修病院とによる「たすきがけ」型研修を推進するなどの工夫
も通じて、高度で専門的な医療と地域医療の双方を経験することで地域医療への貢献
も果たす可能性が考えられる。
(診療科偏在解消に資する方策)


診療科別の医師数の推移を見ると、その伸び率は診療科ごとに異なっており、多く

の診療科で医師数は増加している一方、ほぼ横ばいに近い診療科もある。医師の診療
科偏在への対応として、地域枠の一部に、地域のニーズに応じて選択可能な診療科を
示す「診療科選定地域枠」が設けられ、地域で不足が認められている診療科の医師の
確保に重要な役割を果たしている。令和5年度に診療科選定地域枠を設けているのは、
地域枠を置く 71 大学中 41 大学であり、計 406 名となっている。


医学生がいずれの診療科の医師となることを志望するかについては、当該診療科へ

の興味関心をはじめとして様々な要因が関係していることが考えられるが、その労働
環境についてのネガティブなイメージが先行し、診療科の選択に影響を与えている例
もあると見られる。実態としては、医師の働き方改革に係る国や各大学・大学病院の
取組も相まって、診療科全体の意識改革も含めて労働環境の大幅な改善が図られてい
るケースも多いと考えられ、医学生に対し先入観を排した形で意思決定に必要な情報
を送り届け、納得感を伴ったキャリア選択に資することが望ましい。


診療科偏在への対策として、診療科選定地域枠のような仕組みの拡充を図る以外に

も、医学生各人の希望も踏まえ、特定の診療科での実習等を充実し、早期から専門的
な知識・技能等の習得を目指した教育を実施することは考えられ 12、一定の意義があ
るといった意見もある。ただし、医学教育における一定の平等性確保に係る要請のほ
か、指導教員の負担、学生に不公平感が生じ得ること、その他の診療領域の医学教育
が不足しないかという懸念への留意も含め、適切な医学教育の実施の観点から、慎重
な検討が必要となると考えられる。
(養成しようとする医師像と教育プログラム)


なお、入学者選抜枠を設定した教育プログラムについては、入学時点で将来専門と

する診療科等を決めることに困難を伴う面もあり、学生にとって早期から専門的な内
容を学べる環境は重要であるものの、自らの興味に応じて複数の分野の内容を学べた
り、進路を変更したりすることも許容する柔軟なプログラムを設定することも考えら
れる。

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大学において、上記のような教育プログラムを検討するに当たっては、地域の実情

今後の医学教育の在り方に関する検討会(第9回・令和6年4月 18 日)資料2

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