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資料6 提出資料5(吉川構成員) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40493.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第5回 5/31)《厚生労働省》
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看多機の設置推進に向けた提案 ー敷地内看多機ー







•医療ニーズの高い方の在宅療養への円滑な移行や継続を支援するためには、退院直後の不安定な
時期や、入院には至らないが看護職によるきめ細やかな観察や支援が必要な場合等に、「泊まる」ことが
できる場の確保として、看多機の設置が重要。
•看多機の設置に向けては、「人」と「場所」を確保しやすく、重度な利用者や在宅看取りにも柔軟に
対応できる方策が必要になる。
•医療機関の管理棟1フロアを看多機に転換したり、病床を削減し、1病棟を看多機に転換するなど、
敷地内に看多機を設置し、地域での暮らしを柔軟に支えている取り組みがある。このような、敷地内への
看多機の設置推進を提案する。

医療機関の敷地内看多機の取り組み事例
看多機せいれい緑町(静岡県沼津市)
聖隷沼津病院 220床(急性期一般入院料1 、地域包括ケア病棟入院料2)、透析センター60床
機能強化型1の訪問看護事業所あり
現在の看多機利用者数26名(平均要介護度4)
看多機職員(*看護師・理学療法士は訪問看護事業所と兼務あり)
看護師18名(常勤換算17.4名)、理学療法士5名(常勤換算5名)、介護支援専門員1名、介護職員12名(常勤換算11.0名)
看多機利用者の看取り:過去8年間(令和5年度まで)で、自宅で30名、看多機で30名




<看多機の活用状況>

・病院から退院後、1週間程度の「泊まり」や、自宅退院への準備として看多機を活用。
・重度者のレスパイトとして看多機を活用。
・透析患者が、外来通院時にあわせて看多機を「通い」で利用したり、「泊まり」で利用。
・利用者の主治医は、85%が診療所や他病院。主治医の専門外の症状や重症化した場合などは同一敷地内
の病院で対応することもある。主治医が診療所の場合、入院先は同一敷地内の病院になることが多い。

⇒ 地域の診療所や他病院とも連携しながら、医療ニーズの高い利用者の対応から看取りまで、地域での暮らしを柔軟に支えている。
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