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資料6 提出資料5(吉川構成員) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40493.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第5回 5/31)《厚生労働省》
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専門性の高い看護師の地域での活動推進







•入院から外来、在宅まで、切れ目なく看護ケアを継続するためには、地域の医療機関と介護施設等が
一体的にケアの質向上や人材育成に取り組むことが期待される。そのためには、平時からの相談・連携
体制や共同研修体制等の構築が有効であり、専門性の高い看護師の活躍が期待される。
•専門看護師・認定看護師は急性期医療や大規模病院に集中しているため、調整窓口を設置し、地域
全体で調整を図る体制整備が必要である。相談窓口として、地域医療連携推進法人や都道府県看
護協会(都道府県ナースセンター)などが考えられる。

取り組み事例
地域医療連携推進法人 湖南メディカル・コンソーシアム(滋賀県草津市)




大津・湖南両医療圏の74施設が参加する地域医療連携推進法人(2020年4月発足)
看護ケア相談窓口を法人に設置。ケアに関する相談や研修依頼を受けて、法人所属の専門看護師・認定看護師が対応する。
法人内の専門看護師・認定看護師は、14領域22名(2022年時点)

<専門性の高い看護師による地域での活動状況>
皮膚・排泄ケア認定看護師
・地域医療連携推進法人以外の特別養護老人ホームの看護師に対し、研修会を開催。陰部・臀部洗浄方法の変更と統一したケア
を実施を図る。その後も、認定看護師側から定期的な連絡を実施
・臀部皮膚の状態が改善(IADセット、皮膚状態スコアを用いて評価)
摂食・嚥下障害看護認定看護師
・誤嚥性肺炎で入退院が多い特別養護老人ホームの介護職員に対して、誤嚥の兆候を見逃さず、安全に食事を継続するための方法
について研修会を開催(介護職自身が、様々な姿勢や方向から嚥下を体験する実践的講義を展開)
・スマートフォンで摂食・嚥下シート、及び写真と動画を共有し、認定看護師が遠隔で助言
・入所者の誤嚥性肺炎及び食思不振での入院が、支援前は9か月間で11人だったが、支援を開始してからの9か月間では8人に減少
⇒ 専門性の高い看護師による地域の他施設・他職種への支援により、ケアの質向上、地域での療養生活の継続につながっている。
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