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今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ (18 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/toushin/mext_00004.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ (6/10)《厚生労働省》
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今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ 概要①
1.今後の医学教育の充実に向けた取組
(1)診療参加型臨床実習の実質化
・医学生を診療チームの一員として受け入れることで、診療参加型臨床実習を推進。医学生に与える役割の明確化も必要。
・実習統括主体の設定、診療科間の調整等を行うことにより、「細切れ」ではない、一定程度連続した配属期間の確保が有効。
・多職種連携等も含めた低年次からの多様な実習や、総合診療等の重要性も踏まえた地域の医療機関等での実習も効果的。
(2)医学教育を担当する教員の適切な評価
・医学教育に積極的に取り組む教員に対して一定のインセンティブを付与する観点から、効果的な対応を検討することが必要。
・臨床実習への教育貢献を評価項目に盛り込み、評価の結果が昇給等の処遇に反映されることとしている取組例も存在。

・米国等では診療と教育に主に従事する医師のキャリアが整備。導入に際しては、あらかじめのエフォート率の明確化等に留意。
・国は、「臨床実習指導医(仮)」の称号付与の具体化や、教員業績評価の取組例等についての調査分析等を行うことが必要。

(3)医学教育に関するコンテンツの共有化等
・「コアカリナビ」には、 「医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)」の新設項目の動画教材がアップロード。
・今後、授業の収録映像や資料等の共有等を通じ教育の質の向上に資する「プラットフォーム」の整備に向けた検討が必要。
(4)医師の偏在解消に資する教育上の方策
・中長期的かつマクロに見れば、医師需要は減少局面へ。医師養成数抑制が見込まれるが、地域・診療科偏在の解消が必要。
・地域の医師確保に向け、「地域枠」の設置が進展。卒業者の地域医療への貢献と研究活動との両立への後押しにも期待。
・地域医療に係る教育として、「地域滞在型」の教育や、地域の風土等について理解を深める科目の開講等の取組例も存在。
・地域のニーズに応じて選択可能な診療科を示す「診療科選定地域枠」も広く設置。不足診療科の医師の確保に重要な役割。
・地域の実情や医療需要に応じて養成しようとする医師像を明確化し、課題に対応する教育プログラムの構築を進めることが適当。

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