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病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41542.html
出典情報 「「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」及び 「地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」について」の通知発出について(7/22)《厚生労働省》
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(7) ポリファーマシー対策の成果をモニタリングする
・ポリファーマシー対策の成果をモニタリングし、活動の改善や活動に対する理解や職
員のモチベーション向上につなげる。
・モニタリングの指標は院内で把握可能な内容のほか、連携する医療機関・薬局などに
対するアンケート調査を行ってもよい。

表8

成果把握のためのモニタリング指標

・処方見直しの対象となる患者数・年齢・疾患などの特性の推移
・対象患者の処方薬剤数・服用回数の推移、処方見直しの理由
・診療報酬の算定状況の推移(薬剤総合評価調整管理料、薬剤総合評価調整加算、
薬剤調整加算など)
・薬剤費の推移
・ポリファーマシー対策に関する地域における活動回数(勉強会、会合など)
・ポリファーマシーに関与した職員数(職種、人数)
・ポリファーマシーやその必要性に対する職員の理解度・関心度
・処方見直しを行った患者に対する退院後の処方内容の維持状況
・処方見直しを行った患者に対する退院後の処方見直しに起因する問題発生状況

(8) デジタル技術を活用してポリファーマシー対策を進める
・電子カルテシステム、電子版お薬手帳や情報通信端末等のツールの活用により、ポリ
ファーマシー対策の実施に伴う業務 18 をより効率的に行えるようになると期待され
る。
・なお、疾病情報などの個人情報を扱うことから、院外関係者へ情報提供を行う際等に
は、
「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス19」

18

ポリファーマシー対策の対象となる患者の抽出、多職種間での医療情報共有・意思決定、患者が服用している
薬剤の把握などを行う際に活用が期待される。

19

令和5年3月 29 日付け個情第 534 号・医政発 0414 第 6 号・薬生発 0414 第 1 号・老発 0414 第 1 号
個人情報保護委員会事務局長・厚生労働省医政局長・医薬・生活衛生局長・老健局長通知別添

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