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資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[407KB] (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41653.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和6年度第1回 8/1)《厚生労働省》 |
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ID
感染症(PT)
Yogyakarta特別州Gunungkidul県で住民合計86人が炭疽で死亡したウシの肉を食べた後に炭疽
曝露陽性の検査結果が出た。保健所の調査によると、73歳の患者は以前炭疽で死亡した複数の
ウシを解体し食べていた。同県保健事務所長Dewi Irawati氏によると、その患者は炭疽で死亡した
家畜を解体し食べた後に死亡した。死因は炭疽だと確認され、検査結果が炭疽の陽性であったこ
とから食べた肉との関係が結びついたと述べた。
J Am Vet Med Assoc.
261(2023)1045-1053
目的:2021年の米国内におけるヒト、動物で狂犬病ウイルスへ感染、罹患した症例の発生頻度に
ついて疫学的調査が行われた。また、同年の発生状況についてカナダ、メキシコの状況について
も報告を行う。
手順:州及び準州公衆衛生局と米国農務省野生生物局は、2021年に狂犬病として提出された動
物に関するデータを調査した。データは、家畜及び野生動物の狂犬病症例の傾向を評価するため
に、時間的及び地理的に分析された。
結果:2021年、米国の54の管轄区域では3,663頭の狂犬病動物の報告があり、2020年に報告され
た4,479頭の症例から18.2%減少した。テキサス州(n=456/12.4%)、バージニア州(297/8.1%)、
ペンシルバニア州(287/7.8%)、ノースカロライナ州(248/6.8%)、ニューヨーク(237/6.5%)、カリ
フォルニア(220/6.0%)、ニュージャージー(201/5.5%)を合わせると、2021年に報告された動物狂
犬病症例全体の50%超を占めた。報告された狂犬病動物の総数のうち、コウモリ
(n=1,241/34.9%)、アライグマ(1,030/28.1%)、スカンク(691/18.9%)、及びキツネ(314/8.6%)を
含む、3,352頭(91.5%)が野生動物に関与していた。これらは狂犬病が確認された主な宿主を表
す。2021年に家畜が関与した狂犬病症例の94%を、狂犬病のネコ(216頭/5.9%)、ウシ(40頭
/1.1%)、イヌ(36頭/1.0%)が占めた。2021年には5人の狂犬病死亡が報告された。
臨床との関連性:動物における狂犬病罹患件数は2021年の米国内で顕著な減少が見られた。こ
れはCOVID-19のパンデミックに起因している可能性が考えられる。
ProMED-mail
20230506.8709898
ブラジル:ミナスジェライス州(感染した子牛から狂犬病へ罹患したヒトの報告)2023年4月30日
(日)。
情報源: Outbreak News Today http://outbreaknewstoday.com/brazil-1st-human-rabies-casereported-in-minas-gerais-this-year-38301/
ブラジルで最初のヒトへの狂犬病ウイルス感染症例がミナスジェライス州で報告された。ミナス
ジェライス州の東部にあるMantenaの60歳の牧場経営者にヒト狂犬病が診断された。Greater
Victoriaの病院に入院した。Espirito Santoの健康管理局の長官の報告によると、2023年4月13
日、ミナスジェライス州で狂犬病ウイルスに感染したことが疑わしいヒトの症例が発生したと報告さ
れた。4月15日に確定診断がなされた。患者は現在入院しており治療を受けている。感染拡大防
止のための措置が取られている。Mantenaに在住している当該患者は当初、州立病院で2023年4
月7日にDr. Alceu Melgacoより治療を受けていた。精神状態に不穏な様子が見受けられ臨床所見
も増悪してきたためICUへ移送された(4月8日)。そこでヒト狂犬病ウイルスへの感染の疑いが指
摘された。血液検査用にサンプルが採取された。当該患者の家族からの情報提供によると症状が
出現する数日前に異常行動を見せていた子牛の世話を行っており多量の唾液を浴びた可能性が
考えられた。子牛が息をつまらせるような状態を認めたため患者は腕を子牛の口に差し込み呼吸
を助けるような処置を行っていた可能性が示唆された。数日後、子牛の容体は悪化し安楽死が選
択された。当該疾病が他の家畜へ伝播することを防御するための措置とされた。このウシの飼育
者は、それが動物の狂犬病の状態である可能性を考慮せず、市の保健サービスでの曝露後の予
防策を探すのをやめた。数日後、男性は神経系の臨床症状を示し始め、マンテナ市の救急サービ
スを求めた。医師は症状の深刻さを理解し、地理的に近いことからESの病院に搬送した。患者は
依然として重篤な状態で入院している。そして、2023年4月26日の早朝、症状の重症度を考慮し
て、セラES市の州立病院ジェイミー・ドス・サントス・ネベス医師に搬送された。
異型クロイツフェル ProMED-mail
ト・ヤコブ病
20230520.8710163
問題点:米国のウシ1例において非定型ウシ海綿状脳症(BSE)L型が確認された。
【概要】米国における非定型BSEに関する情報。米国農務省(USDA)は、サウスカロライナ州の食
肉処理場において、約5歳以上の肉牛1例がBSEの非定型症例であったことを発表した。当該ウシ
は食肉処理経路に入ることはなく、米国の食糧供給やヒトの健康に危険を及ぼすこともなかった。
米国のBSEリスクはごくわずかであることから、本結果による貿易への影響はないと示唆される。
USDA動植物衛生検査局(APHIS)の国立獣医サービス研究所は、当該ウシが非定型L型BSEに
ついて陽性であることを確認した。本検査はAPHISが食肉処理に適さないと判断したウシに対する
定期的な監視の一環として実施された。当該ウシに装着した無線識別タグは、テネシー州のウシ
集団に関連付けられている。APHIS及びサウスカロライナ州とテネシー州の獣医当局は、現在進
行中の調査でさらに情報収集を行う。
本例は米国で検出された7例目のBSEである。過去の6例のうち、1例目は2003年にカナダから輸
入されたウシの古典的BSEで、それ以外は非定型(H型又はL型)BSEであった。
異型クロイツフェル ProMED-mail
ト・ヤコブ病
20230524.8710224
問題点:米国のウシ1例において非定型BSE(L型)が確認された。
【概要】米国における非定型BSEに関する情報。牛海綿状脳症(BSE)に対する米国の標的監視プ
ログラムの一環として、9歳の食肉用ウシ1例で非定型BSEの症例が確認された。この非定型BSE
症例はL型に分類された。25年以上にわたるサーベイランスの中で、米国で検出された6例の国内
症例は、すべて非定型だった。特定されたウシは、いかなる食品供給経路にも入らなかったため、
人の健康にリスクを与えるものではなかった。特定危険部位の除去及び反芻動物から反芻動物
への飼料規制は、引き続き効果的に適用されている。
国内での規制措置として、死体・副産物・廃棄物の公的処理、スクリーニング、トレーサビリティが
適用された。
39 狂犬病
40 狂犬病
42
概要
ProMED-mail
20230705.8710957
38 炭疽
41
出典
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感染症(PT)
Yogyakarta特別州Gunungkidul県で住民合計86人が炭疽で死亡したウシの肉を食べた後に炭疽
曝露陽性の検査結果が出た。保健所の調査によると、73歳の患者は以前炭疽で死亡した複数の
ウシを解体し食べていた。同県保健事務所長Dewi Irawati氏によると、その患者は炭疽で死亡した
家畜を解体し食べた後に死亡した。死因は炭疽だと確認され、検査結果が炭疽の陽性であったこ
とから食べた肉との関係が結びついたと述べた。
J Am Vet Med Assoc.
261(2023)1045-1053
目的:2021年の米国内におけるヒト、動物で狂犬病ウイルスへ感染、罹患した症例の発生頻度に
ついて疫学的調査が行われた。また、同年の発生状況についてカナダ、メキシコの状況について
も報告を行う。
手順:州及び準州公衆衛生局と米国農務省野生生物局は、2021年に狂犬病として提出された動
物に関するデータを調査した。データは、家畜及び野生動物の狂犬病症例の傾向を評価するため
に、時間的及び地理的に分析された。
結果:2021年、米国の54の管轄区域では3,663頭の狂犬病動物の報告があり、2020年に報告され
た4,479頭の症例から18.2%減少した。テキサス州(n=456/12.4%)、バージニア州(297/8.1%)、
ペンシルバニア州(287/7.8%)、ノースカロライナ州(248/6.8%)、ニューヨーク(237/6.5%)、カリ
フォルニア(220/6.0%)、ニュージャージー(201/5.5%)を合わせると、2021年に報告された動物狂
犬病症例全体の50%超を占めた。報告された狂犬病動物の総数のうち、コウモリ
(n=1,241/34.9%)、アライグマ(1,030/28.1%)、スカンク(691/18.9%)、及びキツネ(314/8.6%)を
含む、3,352頭(91.5%)が野生動物に関与していた。これらは狂犬病が確認された主な宿主を表
す。2021年に家畜が関与した狂犬病症例の94%を、狂犬病のネコ(216頭/5.9%)、ウシ(40頭
/1.1%)、イヌ(36頭/1.0%)が占めた。2021年には5人の狂犬病死亡が報告された。
臨床との関連性:動物における狂犬病罹患件数は2021年の米国内で顕著な減少が見られた。こ
れはCOVID-19のパンデミックに起因している可能性が考えられる。
ProMED-mail
20230506.8709898
ブラジル:ミナスジェライス州(感染した子牛から狂犬病へ罹患したヒトの報告)2023年4月30日
(日)。
情報源: Outbreak News Today http://outbreaknewstoday.com/brazil-1st-human-rabies-casereported-in-minas-gerais-this-year-38301/
ブラジルで最初のヒトへの狂犬病ウイルス感染症例がミナスジェライス州で報告された。ミナス
ジェライス州の東部にあるMantenaの60歳の牧場経営者にヒト狂犬病が診断された。Greater
Victoriaの病院に入院した。Espirito Santoの健康管理局の長官の報告によると、2023年4月13
日、ミナスジェライス州で狂犬病ウイルスに感染したことが疑わしいヒトの症例が発生したと報告さ
れた。4月15日に確定診断がなされた。患者は現在入院しており治療を受けている。感染拡大防
止のための措置が取られている。Mantenaに在住している当該患者は当初、州立病院で2023年4
月7日にDr. Alceu Melgacoより治療を受けていた。精神状態に不穏な様子が見受けられ臨床所見
も増悪してきたためICUへ移送された(4月8日)。そこでヒト狂犬病ウイルスへの感染の疑いが指
摘された。血液検査用にサンプルが採取された。当該患者の家族からの情報提供によると症状が
出現する数日前に異常行動を見せていた子牛の世話を行っており多量の唾液を浴びた可能性が
考えられた。子牛が息をつまらせるような状態を認めたため患者は腕を子牛の口に差し込み呼吸
を助けるような処置を行っていた可能性が示唆された。数日後、子牛の容体は悪化し安楽死が選
択された。当該疾病が他の家畜へ伝播することを防御するための措置とされた。このウシの飼育
者は、それが動物の狂犬病の状態である可能性を考慮せず、市の保健サービスでの曝露後の予
防策を探すのをやめた。数日後、男性は神経系の臨床症状を示し始め、マンテナ市の救急サービ
スを求めた。医師は症状の深刻さを理解し、地理的に近いことからESの病院に搬送した。患者は
依然として重篤な状態で入院している。そして、2023年4月26日の早朝、症状の重症度を考慮し
て、セラES市の州立病院ジェイミー・ドス・サントス・ネベス医師に搬送された。
異型クロイツフェル ProMED-mail
ト・ヤコブ病
20230520.8710163
問題点:米国のウシ1例において非定型ウシ海綿状脳症(BSE)L型が確認された。
【概要】米国における非定型BSEに関する情報。米国農務省(USDA)は、サウスカロライナ州の食
肉処理場において、約5歳以上の肉牛1例がBSEの非定型症例であったことを発表した。当該ウシ
は食肉処理経路に入ることはなく、米国の食糧供給やヒトの健康に危険を及ぼすこともなかった。
米国のBSEリスクはごくわずかであることから、本結果による貿易への影響はないと示唆される。
USDA動植物衛生検査局(APHIS)の国立獣医サービス研究所は、当該ウシが非定型L型BSEに
ついて陽性であることを確認した。本検査はAPHISが食肉処理に適さないと判断したウシに対する
定期的な監視の一環として実施された。当該ウシに装着した無線識別タグは、テネシー州のウシ
集団に関連付けられている。APHIS及びサウスカロライナ州とテネシー州の獣医当局は、現在進
行中の調査でさらに情報収集を行う。
本例は米国で検出された7例目のBSEである。過去の6例のうち、1例目は2003年にカナダから輸
入されたウシの古典的BSEで、それ以外は非定型(H型又はL型)BSEであった。
異型クロイツフェル ProMED-mail
ト・ヤコブ病
20230524.8710224
問題点:米国のウシ1例において非定型BSE(L型)が確認された。
【概要】米国における非定型BSEに関する情報。牛海綿状脳症(BSE)に対する米国の標的監視プ
ログラムの一環として、9歳の食肉用ウシ1例で非定型BSEの症例が確認された。この非定型BSE
症例はL型に分類された。25年以上にわたるサーベイランスの中で、米国で検出された6例の国内
症例は、すべて非定型だった。特定されたウシは、いかなる食品供給経路にも入らなかったため、
人の健康にリスクを与えるものではなかった。特定危険部位の除去及び反芻動物から反芻動物
への飼料規制は、引き続き効果的に適用されている。
国内での規制措置として、死体・副産物・廃棄物の公的処理、スクリーニング、トレーサビリティが
適用された。
39 狂犬病
40 狂犬病
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概要
ProMED-mail
20230705.8710957
38 炭疽
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