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参考資料5  歯科医療提供体制等に関する検討会 中間とりまとめ[1.8MB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42117.html
出典情報 歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ(令和6年度第1回)
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構築し推進することや、歯科診療所の規模の拡大・多機能化については、マネジメント
の在り方やモデルを提示すること等も期待される。
○ さらに、
「歯科におけるオンライン診療等の適切な実施に関する指針」の策定を踏まえ、
歯科領域における ICT の利活用をはじめとした医療 DX を推進することにより、患者等
にとってより適切な歯科診療を提供することも期待される。
○ 現在、歯科診療所間での連携は、口腔外科治療、小児歯科治療、矯正歯科治療、障害児・
者への歯科診療等限定的であることが考えられるが、この要因のひとつとして、多くの
歯科診療所は異なる専門性を有しつつも主として一般診療として業を行っており、競合
する関係性となっていることが挙げられる。
○ なお、歯科医療提供体制の構築に際しては、今後の人口減少にも鑑み、新たに歯科医療
資源(病院、有床診療所、歯科診療所等)を設置するのみではなく、当該地域に不足し
ている機能の原因分析を含めた既存の歯科医療資源の把握・分析を踏まえ、それぞれの
地域の歯科医療資源に応じた機能分化や連携の在り方等、地域特性に応じた歯科医療提
供体制の構築を検討することも重要である。

(3)病院歯科等の役割
○ 第8次医療計画等に関する意見のとりまとめにおいても、地域包括ケアシステムの中で
歯科医療提供体制を確保するには、病院歯科と地域の歯科診療所等の連携体制を構築す
ることが重要である旨が記載されている。
○ いわゆる病院歯科は、高度な歯科口腔外科機能を担っているところや、地域の歯科医療
機関の後方支援機能としてオールラウンドに対応できる一般外来診療を担っているとこ
ろもある。また、歯学部附属病院や医学部附属病院の病院歯科においてもそれぞれ特性
がある。さらに、臨床研修や生涯研修、専門医の研修等教育を行う施設としての側面を
有しているものもある。
○ 各病院歯科は、規模や機能等により歯科医療の提供内容は様々であるため、地域の歯科
医療資源を検討する際には、「病院歯科」と一括りにせず、上記に示すような、高度な
歯科口腔外科機能、後方支援機能等、それぞれの地域における病院歯科の役割をより明
確化することが望ましい。
○ 例えば、各病院歯科の歯科医療従事者の配置状況や機能等を把握・分析の上、当該地域
の病院歯科の果たす役割を認識し、病院の規模や機能に応じて地域の歯科医療従事者を
病院において活用することや、病院歯科が保有する専門性を発揮するためにも、各歯科
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