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参考資料5  歯科医療提供体制等に関する検討会 中間とりまとめ[1.8MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42117.html
出典情報 歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ(令和6年度第1回)
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○ 障害児・者等に対する歯科医療提供体制の見える化を進めることにより、事故等で中途
障害を負った者等にとっても情報が入手しやすくなることが期待できる。
○ いわゆる口腔保健センターと歯科診療所では支援体制等が異なり、また歯科診療所も規
模や特性が多様化していることから、求められる役割を整理したうえで、地域の障害児・
者等への歯科医療提供体制を検討すべきである。その際に、定期的な口腔の管理につい
ても併せて検討することも重要である。
○ なお、地域の障害児・者等への歯科医療提供体制を検討する際には、設備整備等のハー
ド面及び人材育成や多職種連携の構築等のソフト面をともに留意しながら行うことが重
要である。その際に、障害児・者等が歯科診療を受けるための移動手段等も併せて考慮
することも大切である。
○ また、医療的ケア児を含め障害児・者等が日常生活及び社会生活を営むために、地域の

歯科医療ネットワーク等、地域で支えられ歯科医療を受けることができるよう、歯科医
療提供体制を構築することも重要である。

(6)歯科専門職の人材確保・育成等
○ 歯科医師、歯科衛生士及び歯科技工士の需給の課題は、地域によって異なるため、行政
等はその実態把握を行ったうえで、具体的な対応策を検討することが重要である。その
際、各地域の人口減少、外来受療できなくなる住民の増加等や、歯科医師等の年齢構成
や働き方、労働環境、地域偏在等を含め、これからの歯科医療提供体制のあるべき姿を
踏まえ、どのような対応を行うべきか検討することも重要である。
○ 歯科医師等の歯科専門職が健康に働き続けることのできる環境を整備することは、歯科
医療の質・安全を確保し、患者や国民に持続可能な歯科医療を提供することにもつなが
る。仕事をしながら育児や介護等も行うことができる体制づくりも重要である。
○ また、これからの歯科医療提供体制の在り方を踏まえ、今後多様な歯科医療に対応でき
る人材育成のため、学部教育から臨床研修、生涯研修において、シームレスな歯科医師
育成に向けて取り組む必要がある。また、円滑な多職種連携が推進されるよう、学部教
育の段階から他職種の役割等を継続的に学び、他職種との交流も行いながら理解を深め
ることも重要である。
○ 第8次医療計画等に関する意見のとりまとめにおいて、在宅療養患者に対する口腔の管
理の重要性について記載されている。近年、口腔と全身との関係について広く指摘され
ており、口腔の管理の重要性が高まっていること等から、在宅歯科医療や周術期等口腔
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