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議題3 参考資料2(先-4) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42187.html
出典情報 先進医療会議(第134回 8/8)《厚生労働省》
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【別添5】「多項目迅速ウイルス PCR 法を用いた造血幹細胞移植後ウイルス感染症
の早期診断」の予定の試験期間及び症例数(申請書類より抜粋)
7-2.予定の試験期間及び症例数
予定試験期間:なし
予定症例数:なし
なお、新規申請医療機関である当院においては、本検査法の有用性を示すため、移植を行う
患者に対し 50 回ほどのウイルス PCR 解析を行えば、陽性的中率、陰性的中率などの目標値を
算出できると考えられる。その結果は学術誌に論文の形で発表することを検討している。

①有効性が認められた事例
区分

病名

入院期間

転帰

治療経過

(自)
2012.1.30
(至)
2012.6.1

無病
生存

急性骨髄性白血病に対する
地固め療法中に意識障害を
来した。MRI は異常なかった
が、髄液および血液から本
法により HHV-6 が検出され、
HHV-6 脳炎と診断。foscavir
による治療の結果、後遺症
なく、その後に造血細胞移
植が行えた。移植後の血球
生着後、汎血球減少がみら
れたが、血中より CMV が検
出され、ganciclovir を投与
した結果、血球回復し、退
院した。

急性リンパ性白血 (自)
2012.2.27
年齢 63 歳 病/サイトメガロウ (至)
性別 男・女 イルス(CMV)血症/ 2012.5.3

その
後、
白血
病再
発で
死亡

Ph+ALL に対し、臍帯血移植
を行った。B 型肝炎キャリア
のため、移植による HBV 量
のモニタリングを行い、
entecavir 内服により、安全
に移植できた。また生着後
HHV-6 および CMV ウイルス
血症を認めたが、ガンマグ
ロブリン製剤の投与により
ウイルス病の発症を防ぐこ
とができた。

無病
生存

TBI+CY の前処置のもと、
HLA 一致の姉より同種末梢
血幹細胞移植を行った。Day
11 で生着。生着後、CMV ウ
イルス血症あり、それによ
る汎血球減少が出現し、
ganciclovir 投与により血
球は回復した。また血尿が
出現し、尿よりアデノウイ
ルスが検出された。ガンマ
グロブリン製剤投与によ
り、血尿および症状は軽快
した。

整理番号1

急性骨髄性白血病/
ヒトヘルペスウイ
年齢 49 歳 ルス-6 型ウイルス
性別 男・女 (HHV-6)脳炎(移
植前)/サイトメガ
ロウイルス(CMV)
感染症(汎血球減少
症)

整理番号2

ヒトヘルペスウイ
ルス-6 型ウイルス
(HHV-6)血症(無
症状)

整理番号3

急性骨髄性白血病/
サイトメガロウイ
年齢 51 歳 ルス(CMV)感染症
性別 男・女 (汎血球減少症)/
アデノウイルス出
血性膀胱炎

(自)
2014.1.24
(至)
2014.3.10

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